松浦亜弥様。

私は女性歌手やアイドルが好きだ。
小学校時代はモーニング娘。にハマり、当時モーニング娘。の新メンバーオーディションなどを放送していたASAYANを熱心に観ていた。後藤真希様が加入した3期、辻希美様や加護亜依様が加わった4期、新垣里沙様や小川麻琴様の5期、田中れいな様や道重さゆみ様の6期…この辺りまでは、モーニング娘。を永遠と聴いていた。それ以降の時期は、おそらく受験で音楽から離れたり、所属していた吹奏楽部の影響でクラシックや自分が演奏する曲を聴くことが増えていたと思う。

大学時代は、AKB48様に夢中になった。友人がヲタで、ある日「AKBの第一回総選挙にランクインしたメンバーを、順位と顔と名前(漢字とニックネーム)を覚えろ」と命じられた。当時はAKB48様に興味はなかったが、「21人を記憶できるのか」と自分を試してみようと思い、覚えることに。
これが思いの外、難しい。テスト勉強のように必死にノートに書き、テレビやYouTubeで彼女たちを調べ、最終的には「1位前田敦子、2位大島優子、3位篠田麻里子(まりこさま)…」という具合に覚えることができた。
当時はAKB48の黄金期。テレビで見ない日はなかった。知識を得たことで興味を持ち、ハマって行きました。AKBのぷっちょでは、全種類当てるまで購入し、CDはタイプA・K・Bで収録されるカップリング曲が異なるのですべて買い、彼女たちのコンセプト「会いに行けるアイドル」の通り、大阪まで握手会に行った。(握手会は9:00入場で、握手できたのは16:30。それまではただ待機。握手時間は5秒)

ほかにも乃木坂46様やももいろクローバーZ様、Berryz工房様など、色々なアイドルを見てきたが、私がいままで出会ったアイドルのNo.1は、松浦亜弥様だ。
通称「あやや」と呼ばれ、つんく♂が手がけた元アイドルだ。
私が思う松浦亜弥様の魅力は、容姿、歌唱力、表現力、トーク力などがすべて備わっているところだ。グループで活動するアイドルは、かわいい担当、ヨゴレ担当、歌担当、ダンス担当、トーク担当など、それぞれ得意分野で前に出ることが多いと思う。それを、あややは一人でやっている。できていたのだ。
デビュー時、私の周りにいる人のあややの印象は「ぶりっ子」「調子のってる」と批判的な声が多かった。(きっと女性たちの嫉妬)
当時の私はあややが好きだったが、人にプレゼンできるほどの語彙力やプレゼン力、分析力がなかった。ただ「あやや、よくない?」とか「あややの歌、普通に好き」というふうな言い方しかできなかった。

私があややのファンになったのは、3rdシングル「LOVE涙色」からだ。1stシングル「ドッキドキ!LOVEメール」や2ndシングル「トロピカ〜ル恋して〜る」はPVや曲調も明るくて元気があり、当時の私の好みには合わなかった。
「LOVE涙色」PVでスタンドマイク前で歌うあややの姿を「かっこいい」と思い、歌詞で共感できそうなところがあった気もする。恋愛経験はなかったが「LOVE涙色 今まだ涙が止まらない LOVEあの夜で 全て終わったのよ メールは返さない」の歌詞がイメージしやすかったのかもしれない。

また、あややからは「自己顕示欲」を感じないところも魅力の一つだと思う。「有名になりたい」「アイドルのトップになりたい」などを感じることがなく、歌番組やライブでも「いま、この場を楽しく盛り上げよう」「ライブを成功させよう」という、全てを捧げているように見えた。10代半ばでこのようなパフォーマンンスができていたあやや。すごい。やばい。

今のアイドルは「恋愛御法度」がステータスになってる。世間の目も厳しい。
あややは2013年に、12年交際していたw-inds.の橘慶太様との結婚を発表した。「私の青春には、すべて彼がいます」と言ったあやや、最高すぎる。


松浦亜弥様。
最近あなたをテレビで拝見することは減りましたが、お元気でしょうか。子育てに奮闘しながら、幸せな家庭生活を送られていることだと思います。
またあなたをテレビで見たい、「Yeah!めっちゃホリデイ」を聴きたいと思う反面、「平成に松浦亜弥というアイドルがいた」というポジションでいてほしいとも思います。
昭和の伝説のアイドルが中森明菜なら、平成の伝説のアイドルは、あなたです。
そして、あややを見つけたつんく♂さま。本当にありがとうございました。
今日のネットニュースであややのお名前を拝見し、忘れかけていたあやや熱が蘇りました。しばらくは、あなたの曲を聴いて過ごします。
伝説のアイドル、松浦亜弥様。

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