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抹茶が好き~抹茶のあれこれ~

前回、「抹茶」好きであることをついにカミングアウト(そんなに大げさなことか…?)。

コンビニスイーツの「抹茶感」についても少しお話ししたところでしたが、なんとこの抹茶シーズンとは言えない時期に、コンビニ各社は新たな抹茶スイーツを数種類発表しました。

もちろん、抹茶専門店は全国各地にあり、そこでは季節問わず美味しい抹茶と抹茶スイーツが楽しめるのですが。市販の部においては、やはり抹茶の季節を狙って新商品を発売してきたはず。

私の言葉が風に乗って届いたのか、はたまたとどまるところを知らない抹茶ブームが、冷凍販売等で一年中手に入るようになった野菜やフルーツのように抹茶の季節感を奪い去ってしまうのか。抹茶好きとして、年がら年中抹茶に囲まれて生活できるのを喜んでいいのやら危惧していいのやら。

さておき。

抹茶が好きシリーズでは、「抹茶あれこれ」と題して、抹茶の世界の上澄みを、ちょっとずつすくってご紹介してみようと思います🍵


1、抹茶とは
2、抹茶の歴史
3、ちまたでウワサの抹茶菓子
4、究極の「抹茶感」を求めて。自作スイーツ


1、抹茶とは

新芽の生育中に茶園を遮光資材などで覆い、一定期間光を遮って育てる方法(覆い下栽培)で栽培された茶葉を揉まずに乾燥させ(この段階のお茶を「碾茶(てんちゃ)」と言います)、さらに茶臼で微粉状にしたものを「抹茶」と呼びます。

この覆い下栽培で育てたお茶は、鮮やかな緑色と独特のかぐわしい香り、まろやかなうま味と甘味のある茶になるのだそうです。

※しかし、抹茶の明確な定義はないのが現状で、それが抹茶とは呼べない粗悪なものの流通を促すという状況が世界中で起こっています。そこで、国際標準化機構(ISO)において、抹茶の定義が検討中だそうです。

抹茶の特徴としては、生のお茶を蒸して乾燥させ、品質の良いものを挽いて作られることから、お茶そのものの栄養を吸収できる、ということがまずあげられます。

およそ5~10ミクロンほどの大変細かい粉末であるため、吸湿・吸臭しやすく、光の影響を受け退色しやすいので、保存には気を付けなければなりません。また、温度や湿度が高いと変質が速く進んでしまいますので、買った抹茶はなるべく早く飲む、または料理などに使ってしまった方がよさそうですね💦


2、抹茶の歴史

「お茶を飲む」「お茶を楽しむ」という風習は、皆さまご存じの方もいらっしゃると思いますが、中国が発祥と伝わります。特に唐から宋の時代にかけて発展したものであるとされています。そして「抹茶」が飲まれるようになったのは10世紀ごろと考えられています。

そして「お茶」を飲む文化を日本に伝えたのは、臨済宗の開祖・栄西であるというのが通説です。

鎌倉時代初期、栄西は宋から茶の種子を持ち帰り、栽培しました。この初期のお茶は煎じて飲む煎茶の飲み方ではなく、粉末にして飲む抹茶の飲み方とだったといわれています。

ちなみに、栄西は栽培法や効用を記したわが国最初のお茶の文献「喫茶養生記」を残しています。

その後、紅葉で有名な京都「三尾」の一角、栂尾・高山寺を開山した明恵上人が栄西から茶の種子を受け継ぎ、それを自山や京都の宇治、醍醐、また仁和寺などをはじめ各地に播き、育て方を伝えて茶の普及に大きな役割を果たしたのだそうです。高山寺には最古の「茶園」も残されていて、現在でも季節になると茶摘みが行われています。

日本の「茶文化」の基礎を築いた茶園でのお茶摘み。

ぜひ観てみたいですね🍵✨


3、ちまたでウワサの抹茶菓子

今回のお勉強はここまでに致しまして。

市販で手に入る抹茶菓子を、抹茶愛好家の私が試食してみるという。ただ自分が楽しみたいだけのコーナーでございます(笑)。

前回は、これまで食べた中では「抹茶感」が強い方ではないかと考えるセブンイレブンの「宇治抹茶わらび餅 抹茶蜜入り」について感想を語ってみました。

今回は、「抹茶感」は期待できないのですが(失礼💦)、単に自分が好きなお菓子の抹茶味、というだけで選んでみたコチラ。

はい。国民のお菓子、ブルボン「エリーゼ」の高級バージョン「ショコラエリーゼ」にて期間限定発売の「宇治抹茶」であります。

中を開けるとこんな感じ。

うーん。抹茶inホワイトチョコレートな感じがビンビンに伝わってきますね。

実はそこまでホワイトチョコが好きな私ではないですが、抹茶を洋菓子と絡める場合は、色味の関係かホワイトチョコと合わせられるのが常(抹茶あんを作るときに、白あんをベースにするのと同じことでしょうか)。

抹茶というよりは「エリーゼ」を楽しむつもりで…パクリ。

うん。しっかりとした抹茶ホワイトチョコの味です。(笑)。

しかし、エリーゼ自体がそうですが、甘いけれどもくどくない、さっぱりした後味を実現しています。

これなら2本くらい食べられそうだな~と思いつつ、やっぱり我流のお抹茶とともにおいしくいただきました✨


4、究極の「抹茶感」を求めて。自作スイーツ

菓子であろうとも抹茶の苦みをとことん追求してほしい。

そう願う私が、思い余って究極(あるいは限界)の抹茶感を出すべく、自作スイーツに励むコーナーです。

今回は、夏にぴったりの「抹茶ゼリー」。

いつもは冷たいスイーツには腸活の関係で(腸活実践についても書いております。よろしければ「私的腸活クエスト~視界が効かない?!おなかに未来を取り戻せ!」シリーズをご覧ください♪)寒天を使うのですが、今回は苦みを優先するなら食感はなめらかな方がいいかな…とゼラチンを選択。

日本最大級のレシピサイト様を参考に、アレンジしたレシピ。オリジナルでは抹茶は「大さじ2分の1」。しかしここはやはりチャレンジ精神が物を言います。選択したのは「大さじ1と2分の1」。大さじ1も多く入れてしまいました。

出来上がったのはコチラ。

いかがでしょう。この黒々とした抹茶の塊。

期待が高まります。

早速、実食。

「うーん、苦い!」。

予想通りの抹茶感。甘味は付けておりますが、後からくるグッとした苦みがたまらない!

とりあえずゼリーでは好みの抹茶感を達成できご満悦な私ですが、果たして家族や友人に楽しんでもらえるかというと…それはちょっと保障できません(笑)。

個人的にはベストに近い味でしたが、周りの人にも抹茶スイーツのおいしさを知ってもらうと考えたならば、まだまだ研究の余地がありそうです…。

次は何を作るのか。…。乞うご期待(?)!

ではでは、今日はここまで。

お付き合いくださった皆さま、ありがとうございました✨

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