すいか

「すいか」は、2003年夏に10回連続で日テレで放送されたテレビドラマ。

東京の三軒茶屋の下宿屋を舞台に、女性の成長というテーマが描かれています。原作は木皿泉さん。出演は小林聡美さん、ともさかりえさんなど。

このドラマの中で、刑事役の片桐はいりさんと信用金庫のOL役の小林聡美さんが、仕事について話すシーンがあります。

仕事は内容が重要ではないかという小林聡美に、片桐はいりが

それなら職業によって順序や上下が存在するのか?

飛行機のパイロットと宇宙飛行士なら宇宙飛行士が偉いのか?

信用金庫のOLと豆腐屋だったらどっちが上なんだと問う。

小林聡美が答えに窮していると、片桐はいりが、それはつまらない、仕事は内容よりも人間関係、誰と働くかが大事だ、おもしろい人、とても尊敬できる人がいる職場が最高だ
と、結論めいたことを言う。

このシーンが大変印象に残っています。

というのも、自分がいる職場が正にそうだからです。

私の職場は支援学校です。

 

障害のある子どもたちは、一人ひとり全く異なる個性の持ち主で、いつも今を生きていて、純粋で、まるで仏様のようです。

授業の面では、勿論先輩の先生方が目標ですが、人間としては目の前の子どもたちがずっと私の目標です。

そんな子どもたちと毎日過ごすことができ、今まで、ほかの仕事では出来ない経験をさせてもらいました。
 

自分の仕事を振り返って、誰と一緒にいるかは、仕事をする際、本当大切だと改めて思います。
 

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この他にも「すいか」には確かにそうだなぁと思える「名言」がたくさんあります。

このドラマは、放映された時は、あまり高い視聴率ではなかったようですが、放送が終わってから、いくつもの賞を取っています。

ちょうどこの場面が含まれている第4話が、今、無料配信されています。

ご興味のある方はどうぞご覧ください。