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秋の昆虫図鑑

ツチイナゴの幼虫

とてもキレイな緑色ですが、次に脱皮をすると茶色になります。

イナゴの中では、一番最後にやってきて、成虫のまま冬を越します。

泣いているような目が印象的です。

チョウセンカマキリ

秋になると、カマキリを見かけることが多くなります。

カマキリは律儀にはねを広げ、鎌を振り上げて、ファイティングポーズをとってくれる虫です。

三角の頭はよく動き、見てると可愛いです。

カマキリは別にかみませんし、鎌で挟まれてもたいして痛くありません。私も、よく遊んでもらいます。

(追記)カマキリの鎌は、私が思ってるより危険なものであることを、教えていただきました。 
お怪我の無いよう、くれぐれもお気をつけください。

アカサシガメ

カメムシに近い仲間ですが、名前の通り、“刺し”ます。なので触らないほうがいいです。

いろんな昆虫を食べますが、特に、イラガやアメリカシロヒトリなど害虫とされる昆虫の天敵です。

シマサシガメ

同じサシガメの仲間です。

かなり小さいですが、花に来る虫を捕えようと待ち伏せしてるところです。

ハラビロヘリカメムシの幼虫

非常に恥ずかしがりで、すぐ葉っぱの裏に隠れるので、写真撮る間だけ、手に乗ってもらいました。

ヤマトシリアゲムシ

この写真では分かりにくいのですが名前の通り、ちょくちょくお尻の先を持ち上げてます。

理由は知りません。

ガガンボ(とても大きな蚊みたいな虫)に近い仲間です。

マユタテアカネ

赤トンボの仲間ですが、川沿いなどの湿ったところにいます。

秋になると群れで飛んでる、アキアカネより少し小さいです。

アオイトトンボ

分かりづらくて申し訳ないのですが、翅を半分閉じて止まっています。

殆どのとんぼは、はねを拡げるか、閉じるかなので、このように中途半端なトンボは、この種を含めごく僅かなので、すぐ分かります。

ホタルガ

典型的な、昼間飛ぶ蛾です。

首のところが赤く、ホタルに似ているので、ホタルガと名付けられました。

神社と縁の深い、サカキを食べます。

ニワトコドクガ

ツバキやお茶の木にいる、チャドクガの仲間ですが、幼虫も成虫も毒はありません。

また、ニワトコだけを食べるわけでもありません。

名は体を表わさず。


オオウンモンクチバ

ショッピングセンターの、エスカレーターホールの最上階で会いました。

閉められた窓に行き場を失っていたので、両手で包んで出口まで運ぶと、空に向かって飛んでいきました。

イヌビワハマキモドキ

写真を撮ったときには、もちろん名前も知りませんでした。

調べてみてイヌビワを食べると知り、先日イヌビワのことを書いたので、縁があるのかなぁと思いました。

拡大してよく見ると、民族衣装のような凝った模様で、今更ながら、いのちの不思議を感じます。

ヒメクロホウジャク

飛んでいる姿は、以前テレビで見たハチドリとそっくりです。

蛾の中のスズメガの一種ですが、時速50キロで飛びます。

先日記事にしたおしろい花の蜜を吸うのは、長い口吻を持つ、このスズメガの仲間です。

クロアゲハ

黒っぽいアゲハの中で、一番良く目にする蝶です。

左の前の翅が欠けています。
この蝶が、いろんな苦労をくぐり抜けてきた証拠です。

キアゲハ

とても小さなキアゲハがコスモスの蜜を吸っていました。

アゲハチョウと似ていますが、幼虫の食べ物はだいぶ違います。

キアゲハの食べ物は、パセリ、三つ葉、にんじんです。
(ただし無農薬であるもの)

ホシミスジ

春、桜の頃に、白い花をたくさんつけるユキヤナギが幼虫の食草です。

私の家にもユキヤナギが植えてあり、卵を生みに来たメスを、玄関先で撮りました。

ヒメウラナミジャノメ

ミントの花に、とまっていました

裏は白の細かいすじが特に多く、白っぽく見えます。

翅の表にも、目玉模様があります。

どこでもよく見かける蝶ですが、よく、蛾と間違われています。

ウラナミシジミ

インゲンや絹さやを栽培された方は、この蝶の被害にあわれた御経験があるのではないでしょうか?

この写真も、市民農園で栽培されている、マメ科の野菜の近くの、しその花にとまっていたところを撮りました。

ヤマトシジミ

一番目にすることの多い、シジミチョウです。

チャバネセセリ

よく蛾と間違われますが、れっきとした蝶です。
よく似た種類がいて、後ろの翅の白い点で見分けます。

イチモンジセセリ

先になると数をぐんと増やします。
稲の害虫ということになっています。
とても苦労してこの花までたどり着いた蝶のようで、翅の先がぼろぼろです。

アゲハチョウの終齢幼虫

スーパーへ行こうと歩いていたら、道を横断していました。
蛹になる場所をさがしていたようです。