盛安寺 十一面観音立像

大津市歴史博物館の『聖衆来迎寺と盛安寺』展に行きました。

今回、2つのお寺合わせて30体以上の仏像が出展されていました。

 

ゆっくりと拝見しましたか、2巡目、3巡目と見るうちに、気になる仏像が絞られていきました。

聖衆来迎寺の釈迦如来坐像、愛染明王坐像、盛安寺の地蔵菩薩立像などに引かれました。

しかし、この日一番印象に残ったのは、やはり

有名な盛安寺の十一面観音様でした。

この仏像には、お寺に伺った時にお会いしていましたが、観音堂の奥にいらっしゃったので、少し距離があったのと、正面からしか拝観していませんでした。

今回は、真後ろ以外の全ての角度から、それもより近くから拝見することが叶いました。

更にありがたいことに、この仏像だけは写真撮影が許可されていました。

いつも仏様を拝観する時のように、足元から見上げてみました。

仏像は見る角度で、印象がガラリと変わります。

大変静かなお顔をされていて、そこに吸い寄せられてしまうので、四本の手があることや、頭の上の化仏が大きいことに違和感は感じません。

お客さんもまばらでしたので、長い時間、観音様の側にいました。大変落ち着きました。

色々な角度から拝見せて頂けたので、どうしてこの仏像が有名なのか分かったような気がしました。

皆様にも伝われば嬉しいのですが。

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聖衆来迎寺の宝物は毎年8月16日の虫干しで公開されますが、いつもは拝観には予約が必要です。

盛安寺の仏様は秘仏で、お正月と春と秋の数ヶ月、土曜日に公開されています。