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ニュース解説 「運賃計算」重量制→車建てとは?
物流ニッポンさんの記事で
![](https://assets.st-note.com/img/1708736394940-7AfZj2umg3.png)
KGL、「運賃計算」重量制→車建て 4月から 安定的な収入補償 実態に合わせた設計 20年比平均10%アップ
https://logistics.jp/pickup/2024/02/20/44474/
という記事がありました。
キリングループロジスティクスさんが4月から運送会社に対する支払い運賃の体系を変えるということです。
そもそも重量制とはどういうことかというと、「kgあたりいくら」という運賃形態です。
荷主側のメリットは、日々出荷量が変動する中で、出荷した分だけ運賃を支払えばいいわけです。
一方で運送会社側は、トラックの半分しか荷量がない場合、運賃が満車のときの半分になってしまうことがあるということです。
一方で車建てというのは、「トラック一車あたりいくら」という運賃形態です。
運送会社側のメリットは、どれだけ出荷量が少なくても一定の運賃を収受することが出来ます。
荷主側はトラックに見合った出荷量が用意できない場合は、運賃が割高になるということです。
つまり、これまで運送会社側にあった損失リスクを荷主側が引き受けるということです。荷主側は一車あたりの積載率を高める工夫が必要になってきます。
我々、野々市運輸機工株式会社は平ボデートラックなどで鋼材や資材を運ぶことが多いのですが、基本的には車建てでお取引をさせていただいています。平ボデートラックの業界は車建てが多いと思います。
しかしながら、食品や飲料などの業界はまだまだ重量制や個建て制(1個あたりいくら)の料金体系が多いのかもしれません。
時間の制約が厳しくなる中で、運送会社側でトラックの荷台の空いたスペースを他の場所に積みに行って埋めるというのは、なかなか厳しいことだと考えます。
人手不足により運送手配が難しくなっていくこれからの時代、運送会社から選ばれるには車建て制に移行するほうがよいのかもしれません。
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