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標準的な運賃は実際に使われているのか?

LNEWSで下記のような記事がありました。

国交省/運輸審議会が標準的な運賃8%引上げにGOサイン

そもそも標準的な運賃ってどのくらい利用されているのでしょうか。調べてみると下記のような国土交通省の調査(令和4年)がありました。

運賃交渉の実施状況

標準的な運賃を提示しているのはアンケートに答えた運送会社の21%でした。自分的には5社に1社が標準運賃を提示しているというのは非常に多い感じがしました。運送の形態にもよりますが、多くの会社が標準的な運賃より20~30%低い運賃で運んでいる気がします。

今回、その標準的な運賃をさらに8%上げるということですが、法的拘束力はないので現実とどんどん離れていく気がします。
例えばですが、標準的な運賃以上の運賃で運送会社と取引をしている荷主に何かしらのインセンティブ(国際フェアトレード認証みたいな)を与えるなどの取り組みが必要なのではないかと考えます。

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