見出し画像

初めてトラックボールをデザイン業務に使いはじめて、ひと月程経過したのでレビュー

マウスからトラックボールに鞍替えする理由に、腱鞘炎や肩凝り解消になるんじゃないか?と体調改善目的というのをネット上でよく目にします。

慣れ親しんだマウスからわざわざ変えてまで私がトラックボールに鞍替えしたくなった理由は、体調改善ではなくw、甘えん坊愛犬が待ち構えるソファーで、PC作業環境を整えたかったからという、イレギュラーな理由から思い立っています😌

このくっつき虫の状況下でPC💻を本格的にいじりたい

必ず右側に幅寄せしてくるポジションなので、右利きの私はマウス操作も当然右手で、なかなか右腕を動かしにくい😅。
「トラックパッドじゃダメなの?」
デザイン作業も視野に入れたいので、パッドじゃ目的を果たせません。

そこでトラックボールの登場です。

まずはトラックボールを探すところから

あのデカイボールを悠々と操作するケンジントンスタイルのイメージが強く、少し仰々しいなぁと漠然と感じていたところ、色々調べ始めるとすぐに、"親指スタイル"というものがあることがわかりました。

トラックボールといえばこのイメージ!

親指スタイルの利点の一つに、マウス操作から違和感少なく移行出来る、というレポートを目にしたことがキッカケですが、確かに左ボタン右ボタンを操作する指がマウスと同じだということに気付かされます。「ナルホドー、そうかー」と、一気にハードルが下がった気分になり、勢いを借りて物色を始めました。

さらに色々調べていくと、どうやらボール自体を変えると操作性が向上する場合があることを知り、交換品が豊富な直径34mmの中で、艶消し赤玉がCADやデザインツールなどの細かい操作に適しているらしい情報まで行き着きました。

左がデフォルト付属の艶あり赤玉
艶無しは見た目よりも機能性への担保

順番が逆なのですが、34mm艶消し赤玉ありきでトラックボール本体をチョイスしました。

親指操作&34mm縛りで、人生初のトラックボールに選んだELECOMのM-XPT1MRXBKは、有線・無線・Bluetoothと3way対応しているハイブリッド感とハンマートーン風の表面の質感に惹かれ、触り心地など操作性の根本部分は想像逞しく二の次で、他の方のレビューなどを信じ、実物を見ずに購入しました。

艶消し赤玉とハンマートーン風の仕上げでいぶし銀の風貌
私にはこのボール位置と左・右クリックボタンの位置関係が合っていたようです。

ELECOMのM-XPT1MRXBKは、2018年発売当初は高額な値段設定だったようですが、今は比較的安価に手に入ります。高額プロダクトの所以で随所の仕様にチープさがなく、保証期間3年という自信作。第一印象で満足できる買い物になるんじゃないかと思います。

デフォルトで取り付く艶アリ赤玉仕様で一週間ほどマウス断捨離し、徹底的に手に馴染ませました。初めのころは親指の付け根に違和感を持ったり、普段使っていない箇所の腕の筋肉に違和感を覚えるものの、気が付けば違和感は消えて、一通りのPC操作がスムーズにできるようになりました(慣れまでの個人差はもちろんあると思います)。元々トラックボール向いてる派だったんだろうと自分に言い聞かせて、一週間ほどでトラックボール信者の仲間入りです。

感覚的な話ですが、一週間ほどは我慢して徹底的に使い続けることが、マウス→トラックボールへの試練かと。

いよいよ3Dモデリングをトラックボールで

基本操作に慣れてきたタイミングで、艶消し赤玉に交換。すると、「おお!」確かに指に吸い付くようにマウスポインタを操れるじゃぁないですか!
業務で使うRhinoceros操作に自分を甘やかすことなくトラックボールをいきなり実践投入。試行錯誤すること数日、気が付けば置きたい場所にポインタを置き、引きたいラインを描くことができ、視点移動のカメラワークも自然にこなしている自分がいました✨PhotoshopやIllstoratorなど2Dツールの使用感も問題無しに使えるまでになりました。

ELECOMのM-XPT1MRXBKは、専用アプリを使ってボディに散らばる複数のボタンに機能割り当てができます。私自身はそういう物理ショートカットはあまり多用しないので設定は最小限にしていますが、使い出のあるツールに育て上げることも可能になっています。

まとめ

気が付けばひと月が過ぎ、他の方も言うように、「もうマウスには戻れんわ」と呟く信者に成り代りました😚
親指スタイルのトラックボールに慣れ始めると、人差し指操作のトラックボールはどうなんだろうとか、大玉トラックボールにも触ってみたいとか、欲が出てきました。散財の気配が。。

ハンマートーン風の表面質感は見た目のチープさが無く、触感も適度にサラサラで滑る感触無くかなり満足しています。この質感がロジクール勢に行かなかった理由の一つです。

トラックボールは、デザイン業務で、ちまちまマウスポインタ合わせを一日中無限に行っているようなこだわり派のデザイナーさんには、是非に踏み込んで欲しい世界です。

当初目的の、愛犬が待ち構えるソファー作業はまだ実践していませんが、そのことはまた別の機会に😌

これがマウスじゃできないんだわ

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?