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「君が大人になってしまう前に」

好きなバンドの好きな曲を引き合いに出して、今日は親バカ回です。

朝早くから外出の用事があったので、子どもたちにごはんの用意を頼んでおいた。
で、帰ったら出てきたのがこれ。
とりあえず見てほしい。

この唐揚げ、いいでしょう。

でもちょっと待って!昨日も唐揚げだったわよ!

・鶏の唐揚げ(胸肉):長男作
・キャベツともやしの炒め物:娘作
・なめこ汁:娘作


鶏の唐揚げ:長男作
塩をしておいた鶏むね肉を切り、ナンプラー、刻みニンニク、チューブの山葵(?)で味をつけて、片栗粉をはたき、油で4分揚げた(キッチンタイマーで測った)。
お見事。美味しかった。いうことない。
ただし山葵の辛みと風味は熱で飛んでしまうと言っていたのになぜ使ったのか?
「なにか入れたかった」とのこと。
なるほどなるほど。
そういうのもなんかわかる。冒険してみたかったというか。

・キャベツともやしの炒め物:娘作
娘の料理は独創的で面白い。この人はわからなくても料理本とかを参考にせず、わが道を行く。(見たらいいのに)
野菜の火の通り方が良かった。
聞いてみたところ、野菜のフライパンに少量の水を入れて蓋をし、蒸し焼きにした後、水分を飛ばしてナンプラーで調味したとのこと。
なるほど。
慌てて炒めて、キャベツにあまり火が回っていないよりはこちらの方が美味しいような。

・なめこ汁:娘作
なんてことない味噌汁なのだけど、アレ?味が良い。
「これ、出汁に何を使ったの?」と聞いたら
「入れてないよ。なめこと味噌を入れたら十分に思えたのでやめたの」
と帰ってきたから、ああ、これはウチの子ならではの考え方かなあと思った。

この一年で、二人とも料理の腕はうんと上がった。
長男は、「手順を踏めば美味しいものが作れる」という意識ができていて、よく身体が動く。
娘はカンのさえ方が素晴らしい。(でも料理本もいいもんだよ)

二人とも素敵なのだけど、今日は揚げ物を時間を測りながらきちっと作った兄貴のことを、「兄ちゃんすごかった」と娘が高く評価していたのもとてもよかった。

で、これを書いている間、聴いている。
「君が大人になってしまう前に」。

君たちは大人になってしまう。
もうそれは、もう本当にすぐそこなのだなと感じる春の気配のある夜であった。


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