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成長

一年で一番忙しい時期を迎え、平日の昼と夜のごはんは、長男と娘の担当になった。
子どもたちの作るものがなかなか面白い。

美味しいもの好きで、頑固ものの娘は、完全に我が道を行くタイプ。
お料理本などを参考にせず、思いつくままに作る。
ただ味のバランスは悪くない。
むしろこの年齢にしては、発想と創意工夫において、なかなか優れているように思う。(親バカ)

・ボローニャソーセージとネギと卵の炒飯(娘作)

・芋と鶏肉とピーマンの炒め物(娘作)

・餃子(娘作)
私も帰宅後手伝ったが、100個をほとんど一人で包んでしまったのには驚いた。

さて、マイペースの長男。
最初のうちは、混ぜるだけ、合えるだけの市販の調味料に頼っていることが多かったが、最近は自分で工夫することも楽しみ始めた。
私の蔵書の料理本を漁り、ピンときたものを作ることが増えている。
こちらもセンスは悪くない。
なにより、台所に立つことに全く抵抗が無いのは大きい。
明確にゴールのイメージを持ち、チャレンジすることができている。

中でも面白かったのは、この「グラタンもどき」。

玉ねぎとベーコンを炒め、小麦粉、牛乳というベシャメルソース作りの手順をしっかりと踏んでいる。
その割に、耐熱容器にいれて、オーブンで焼くのをすっ飛ばしてしまった。
長男は、「焼かなくてもいいかなと思った」と言っていたが、なるほど、焼かないのもアリだなと食べて思った。
あの「焼き」は、ある意味「おまけ」ではある。
マカロニをご飯にかけて食べるという、なかなか得難い体験だった。

だが、
本当は学校に行って勉強してほしい。
友達とたくさんのことを経験してほしい。

子どもたちの成長を嬉しく、有り難く受け止めつつ、これは彼らの本来の生活スタイルではないと、自分に言い聞かせている。

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