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三脚を使うようになった

部内に、写真が趣味だという若い人がいる。
撮ったものをいくつか見せていただいたのだが、かなり凄味のある写真ばかりで、少し見ただけでも、真剣に、かなりの時間をカメラと写真に費やしてきたのがわかる。

私の料理写真は、綺麗とはいいがたい。
かといって、味があるというほど個性のあるものではない。
下手だ。
適当に撮っているのがよくわかる。

毎日の料理の写真とそれに関するツイートをはじめたころは、iPhoneのカメラで適当に撮っていただけだった。その後「栄養と料理」で連載を頂いた際に、自分の写真があまりにもひどいことに驚き(写真は私が撮影して提供していた)、カメラマンの高井潤さんに写真のいろはを教えていただいた。
それ以来、私の料理写真はかなりよくなっているのだが、2年ほどたっても自分の写真に納得できなくてがっかりしてしまうこともかなりある。

夫にコンデジのかなりよいものをプレゼントしてもらったにもかかわらず、あまり使いこなせず、相変わらずiPhoneで適当に撮る。コントラストなんかをちょっといじったりもするが、基本的には、ただ撮っているだけだ。

もうちょっとましな料理写真が撮れるようになりたい。

少し前に、「カメラの使い方、教えてくれない?」と、その若い人にお願いしてみたところ、カメラ持参でレクチャーをしに来てくれた。

マニアの話は面白い。
彼に言わせると、
「写真というのは、良いお風呂をわかすプロジェクト」
なのだそうだ。
光の量をお風呂の湯量に例えたり、そういうの。

絞りの意味、絞りとシャッタースピードの関係、半逆光の使い方などの講義をしてもらい、読むべき本も教えていただいた。
料理の写真もたくさん撮ってもらい、感謝感激である。
お礼と言っては何だが、たっぷりと撮影に使った料理を召し上がっていただいた。

このカレーも。
この写真は、私のカメラを使って彼が撮ってくれたものだけど、いつもとカレーの輝き方が違っている。

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で、このレクチャーで学んだ私が一番やらなければならないことは、
「三脚をつかう」
ことだった。

「三脚かー」

やはり。

やはりそうか。

これは、夫に散々言われてきたことだった。
面倒くさがって、やらなかったのは私。

後ろで、夫が笑っている。

「身内の言うことって聞けないもんだねえ」

悔しいが、ぐうの音も出ない。

というわけで、コンデジを三脚に固定してしまい、それで写真を撮るようになった。

三脚を使う前

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三脚使用後

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うーん??

よくなった??

ま・・・まだまだ精進するのみである。

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