おふくろ、とは呼ばないな

『ママ』

物心がついたころにはそう呼んでいて、すこし大きく少年となった私は、ママと呼ぶのが恥ずかしくなる&ママと呼ぶのがダサいのでは?という理由から、

『お母さん』

と呼び始めた。

色々と自分の意思で物事を判断しはじめると、
彼女のことをなんとも酷いことに、

『ババア』

と呼ぶようになった。
時には『クソ』をつけたりして。

自ら望んで上京し、家事を自分でやってみると、父も含めて親に感謝の気持ちが芽生え、
仕事を始めたりするとその感情が一層強くなり

『母さん』(優しめ)
に、落ち着いたのであった。



もし自分が結婚して、子供を授かるような事があれば、いよいよ、

『おふくろ』

と変化するのか。

考えたこともあるけれど、
自分の場合は『おふくろっ!』とは
呼ばないというより、呼べないと、
、今日思ったのだった。

『母さん』

から変化するなら、もはや、

下の名前で呼んであげたい。

有給をとって母さんとランチして、
茶ぁしばいて、良い日だったわい。



※子供は母親の懐で育つため、「ふところ」が詰まって「ふくろ」となり、「おふくろに」なったという説にはちょっと理解する。