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検査結果

電話があったあと、仕事の休みの日
緊張しながら結果を聞きに行きました。
先生が第一声
「大変な事だよ!早く大きな病院に行かないと!」
先生が慌ててるように話されたので不安しかなかったです。
実は叔父が産婦人科医で、かかりつけの病院から近い場所で開業していました。
かかりつけの先生は叔父の事は知っていたので
「とにかく叔父さんのところに行きなさい」
その場で紹介状と検査結果を渡されました。

叔父の病院はかかりつけの病院から近いところにあったので、紹介状と検査結果を手に持ってペラペラさせながら急いで向かいました。

あまり親戚付き合いがなかったので叔父と会うのは10年振りくらいでした。
叔父の病院に行けなかったのは恥ずかしいというのもありましたが、なにより若い時に人工中絶の経験もあり知られたくなかったため行けなかったのです。

叔父の病院の受付で書類を渡しました。
診療室の中で叔父が
「えっ。これは大変だ!」
待合室にいたドアの向こうから聞こえました。
診療室に入ると
「久しぶりだね。これからもっとしっかり検査をしてみないといけないよ。」
中絶したところを見て
「そうか。お父さんとお母さんは知ってるの?」
私「母には伝えました。」
叔父「そう。じゃあ、お父さんには内緒にしとくね。」
こんな姪どう思っただろう。失望したかな。。叔父は

「過去よりとりあえず今の事!」
検査結果は
細胞診の結果はクラスⅣ
極めて強くがんを疑う

細胞診では確定診断ではないので、精密検査の組織診が必要になります。

治療法について叔父は
1、レーザー治療
2、円錐切除手術
3、子宮摘出

レーザーはわかりますが円錐切除は初めて聞く言葉でした。それよりも《子宮摘出》
その言葉が強く響き渡りました。。。

信頼してる近くの大きな病院を紹介してもらいました。叔父は高齢のため、手術を行ってませんでした。

怒涛のような時間。
なんだかふわふわしていて言われた事が
ぐるぐる頭を巡りました。
休みの日はなるべく予定を詰め込みたい私はこんな時でも午後に美容院を予約していました。

予約していた美容院に向かってる途中
妹に電話をして、渋谷の街を泣きながら歩きました。

#子宮頚がん #子宮頚がん検診 #細胞診 #円錐切除手術 #レーザー治療

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