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バーン対策とその対策
皆様お久しぶりです、舞台照夫です。
今回はバーンを語る上では絶対に欠かせない存在、「バーン対策」についてお話します。
知っての通りバーンは対策に非常に弱いです。回復という何かのおまけのような動作でカード1枚分の損をさせられるわけですからね。
しかし、意外にもバーンが完全に機能停止するという場面はそこまで多くなく、何かしらのやりようはあったりします。
今回は対策カードとその働き、そして対処法なんかを語らせていただきます。
白編
・石鍛冶の神秘家
4/4絆魂警戒や各種剣をサーチできます。ライフゲイン禁止である程度対策ができますが、サイド後石鍛冶の除去かアーティファクトの除去かを相手を見ながら選択する必要があります。
また、絆魂持ちは生物でブロック、戦闘解決前にブロッカーを除去すれば回復を阻止することができます。渋面の溶岩使いなどが継続して火力を撃て、かつ自身一人でもこのような動きができるため有用ですね。
・コーの火歩き オーリオックのチャンピオン
どちらもプロテクション赤を持ちアクションのたび1点回復する厄介な相手です。
火歩きは白入りのバーンミラーや銀弾可能なドルイドコンボなどに、チャンピオンは人間デッキに入ります。
どちらも流刑への道で対処可能ですが、ブロックさせることができれば頭蓋割りでも突破可能なことは覚えておきましょう。
・崇拝
相手の生物がいる限りこちらは勝てなくなります。サイド後見かけたら相手の生物を潰すことに専念しましょう。
エンチャント破壊を入れたくなりますが、崇拝を採用するデッキはクリーチャーデッキで、かつ崇拝の枚数を多くしているデッキは少ないです。手札にエンチャント破壊がだぶついて殴り切られる可能性があるのでやめておきましょう。
また、黒入りのバーンであれば夜の衝突といったライフルーズカードで勝てる場合があるので覚えておきましょう。
・神聖の力線
こちらの呪文が相手に飛ばなくなり、勝ち筋を一つ潰されてしまいます。
しかし、力線キープのためにハンドが薄くなる、生物の攻撃には関与しないといった弱点もあります。余った火力で相手生物を除去しながら殴っていくといいでしょう。
・機を見た援軍
主に青白コントロールで採用され、ライフ回復と壁の用意を同時にされてしまいます。
実はサインを見分けることはある程度可能で、2ターン目果敢済みの速槍を雑に瞬唱でブロックする、2マナ構えているのに除去しないなどの気配を感じたときは頭蓋割りを構えるふりくらいはしておきましょう。
バーン対青白コントロールの試合は中盤以降アクション数で勝敗が決まるので、生物で殴りながらの構えるふりは有効です。
・黎明をもたらすもの、ライラ・悪斬の天使
こちらも青あ白コントロールによく採用される対ビートダウン最終兵器です。
しかし、出てくるのはどう頑張っても5ターン目なこと、5マナというビックアクションなことからかなりの隙を見せます。そこにうまく火力を当てていきましょう。
このカードのためにサイド後流刑を入れるという論もたまにありますが、腐りやすくデッキ内の総火力が落ちるためお勧めしません。
・ブレンタンの炉の世話人
プロテクション赤で壁をこなすことができ、生け贄にすることで火力を一回軽減できます。
本体火力を防げるほか、生物も守ることができるのでドルイドコンボなどの生物デッキで採用されます。
流刑への道で除去でますし、軽減も頭蓋割りである程度対処可能です。
・豊潤の声、シャライ
ほかの生物とプレイヤーに呪禁を付けます。本体火力が通らなくなるほか、焼尽の猛火という生物デッキ相手の勝ち手段を潰されてしまいます。また、タフネス4なので火力1枚で対処できません。
サイド後は流刑への道で対処できるほか、メインでもブロックさせてボロスの魔除けの二段攻撃付与で突破できることを覚えてお置きましょう。
・灰の殉教者 ソウルシスターズ
手札の白いカードを公開することで回復できます。これを何度も使いまわすデッキなので頭蓋割り1回では対処できません。
相性は絶望的ですが、ライフゲインだけでは勝利できないこと、生物の素のサイズは小さいことから渋面によるコントロールプランで勝ち切れることもたまにあります。
青編
・各種カウンター
火力はインスタント・ソーサリーであり、マナを使い切ることが多いバーンはカウンターが刺さりやすいです。
しかし、ほとんどのカウンターは火力と同等かそれ以上のマナコストなので、手数で押し切りましょう。また、カウンターのほとんどは場に干渉しないため、生物によるクロックを大事にしましょう。
黒編
・各種ハンデス
火力は軽量なことからコジレックの審問が通りやすく、複数枚捨てられる可能性のあるヴェールのリリアナはこちらの戦力を大きくそぎます。
しかし相手もカードを1枚使っている・相手も手が遅れると前向きに考え、火力をデッキトップから引き込みましょう。テンポよく吐き出すことが大事です。
・集団的蛮行
除去、ドレイン、ハンデスを一度にこなします。これもこちらを大幅に減速させますが、相手も3枚のカードを使っています。相手も苦しい展開になりがちなので、火力をドローして投げつけ続けましょう。
・ゲトの裏切り者、カリタス
3/4というサイズと絆魂、生物が死亡するたびゾンビ生成とかなりの強敵です。火力を2枚使ってでも除去しましょう。ブロックさせて生物1枚と火力1枚で交換するのもいいでしょう。居座らせるよりよっぽどましです。
・這いよる恐怖
ドレッジに採用される狂カードです。墓地対策をしましょう。
ちなみに、このカードが墓地に落ちてスタックに乗った時追放すると、ドレインは発生しません。トーモッドなどの起動で追放する対策を取っている場合は覚えておきましょう。
赤編
・頭蓋割り
バーンミラーでの採用になります。稲妻のらせんは攻めながら守る重要カードですので、回復を禁止できるのは重要です。
これといった対策もないので、こちらもしっかり頭蓋割りをらせんに合わせましょう。
緑編
・部族養い 嵐の乗り切り 人生は続く
どれも一気に大量の回復を行うカードです。1度に大量という特性から頭蓋割によるケアが可能です。
また、部族養いは生物を除去する、乗り切りはストーム数を意識しながら行動する、人生は生物を出さないなど最低限の回復で抑えるケア法が存在します。相手の採用カードがわかっているなら試してみるのもいいかもしれません。
・漁る軟泥
墓地対策と地上止め、ライフゲインを兼ねる生物です。小さいうちに焼きましょう。
また、GB系での負け筋の多くはタルモゴイフとこのカードなので、負けないサイドボーディングとして安らかなる眠りをサイドインするのもありでしょう。
・スラーグ牙 強情なベイロス
一度に大量のライフを回復する中型生物です。ベイロスはタフ4が、スラーグは除去耐性が痛いですね。
これらはお相手も最速で出したいため、出てくるターンはだいたい決まっています。頭蓋割りをしっかり当てましょう。
・自然の要求
アーティファクトデッキに採用される置物除去で、主に大歓楽の除去、自身の置物を破壊してのゲインを目的としてサイドインされます。
1マナと軽いことから頭蓋割りを当てにくいのですが、回復以外何もしない、カードを失うという弱点があるため相手も苦肉の策だと考えましょう。
多色編
・秋の騎士
置物除去、回復、サイズアップの中から1つ選べるスーパー生物です。普通に4点回復もつらければ大歓楽を除去されるのもつらい強敵です。
幸い場に出てしまえば大きくても4/3なので、焼尽などでテンポよく焼きたいところですね。
・台所の嫌がらせ屋
こちらは2点ゲインですが頑強を持ち、壁としてさらに強靭です。
こちらは頭蓋割りよりは流刑のほうが有効です。あるいは下手に除去して頑強からさらに2点ゲインされるよりは放置してしまうのもありです。
・コラガンの命令
主に2点除去と1枚ハンデスが選ばれます。相手の勝ちにはつながらないため、あまり強く意識する必用はないでしょう。
・ひるまぬ勇気 魂の絆
呪禁オーラに採用される絆魂付与エンチャントです。渋面による絆魂避けが通用しないため非常に厄介です。
エンチャント破壊が有効なほか、罠の橋をサイドインすれば完全に機能停止します。
アーティファクト編
・太陽の雫
ダメージを受けるたびにカウンターをため、毎ターンカウンターを消費して1点ゲインします。主にプリズンデッキに採用されます。
細かいゲインのため頭蓋割りは刺さりにくいのですが、アーティファクトなので除去は容易です。
・魔女封じの宝珠
プレイヤーが呪禁を持つ、力線のアーティファクト版です。こちらはゲーム開始時に出ることはありませんが、アーティファクトサーチが容易なデッキで採用されます。
こちらも置物破壊で対処が可能です。
・大霊堂のスカージ
親和などに採用される絆魂生物です。頭蓋囲いなどで巨大化して殴りかかってきます。
ファクトなのに加えて生物なので除去しやすいのですが、頭蓋囲いはインスタントタイミングでの装備が可能なため、囲いとスカージどちらを割るかは盤面をよく見て考えましょう。
・ソプターコンボ
飛行機械の鋳造所で回復しながら壁を用意されます。このデッキには大歓楽が強烈なアンチカードなので、きちんとキープしておきたいところ。
コンボが決まったらどんなデッキ相手でもだいたい勝つので割り切って頭蓋割りは採用しないほうがいいと思います。それよりも置物除去と墓地対策を優先しましょう。
終わりに
バーン対策は非常に多岐にわたりますが、それ以上にモダンは広大でサイドがいくらあっても足りません。
そんな中でバーンだけのために大量の対策を投入するのは無理がある、というのは対戦相手もわかっているのです。
こちらにできるのは相手のデッキタイプをしっかり理解し、採用されうる対策を考え、そこを最低限ケアしたプランで勝利を目指すことです。
この「最低限」というのがキモで、ケアしすぎて勝利を逃すのは本末転倒。「最強の対策は出させずそのまま焼き切ること」を肝に銘じて負けないことより勝ち切ることを意識したプレイングをしたいですね。
それでは今回はこの辺で。ご縁があればまた動画や記事でお会いしましょう。それでは。
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