見出し画像

子供の名前を考える

子供の名前は、夫が主導であれこれ考えている。

夫は比較的こだわりの強いタイプなので、それに抗えるほどの名案が自分に浮かぶとも思えず、私は夫の出した案に、「まぁまぁいいね」「あり」「なしではない」などとコメントを出すことが多い。

ただひとつ、私の側にも条件があって、それは、子供が損しなそうな名前である、ということ。

うわ、親がバカっぽい。親の無教養が出ちゃってる。
変な名前だから、面接落としとくか。
変な名前の人と結婚するのね、大丈夫なのかしら。

そんなふうにならない名前なら、夫の気に入ったものにすればいいんじゃない、と思っている。

どんなに綺麗事を言ってみても、こんなふうに思われる名前というのは存在するものであり、それを避けて、普通の子と思ってもらえるようにすることが、自分の子供にとっての何よりのギフトなのではないかと考えている。

そりゃあその時々によって、子供は、あーゆう名前が良かった、こーゆう名前が良かったなどと言うことはあろうかと思うが、そういう問題では無いのだ。とにかく損をさせないこと、親の変な思いが子供の足を引っ張るようにしないこと。親が心掛けられるのは、そのラインまでではないかと思う。

自分の子供が生きている間に関わることになるであろう世代は、今の45歳から下の世代位だろうから、そのぐらいの世代から同世代までの間で、違和感のない名前だったら、よい。

そんな基準を設けながら、今日も夫の名前案に適当に相槌を打っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?