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証券をもっているとお金を借りれるのをご存じでしたでしょうか。

例えば野村証券の野村webローン。
変動型になりますが、1.5%の利率にて借りることができるのです。

例えば、子供が大学院にいきたいと急に言い出し奨学金が貰えなく、手持ちも乏しい時、次の選択肢は国から借りる(政策金融公庫)を考えますが、たぶん、それより利率低いです。

どのような人が借りれるのか。
野村證券で特定の金融商品(国内株、国内債券、国内ETFと一部外国債券、外国株)を持つ方々です。
その額面の50~70%までを借りることが可能です。

対面型の野村證券は、手数料が高いのになんで口座を持つ人がまだたくさんいるのかというと、まさにこのようなメリットがあるからです。

金融商品を売ることなくその利息をえながら更にお金を借りられるのが最大のメリットです。

ご理解を頂けると思いますが、富裕層ほどこの証券担保ローンを活用し、レバレッジをかけます。

例えば、3億円の米国債を持つ人が、仮に2億の米国債を担保にいれ、1.4億を借りたとします。

この1.4億を使い、更に別証券会社で米国債を買います。
利回り3.8%と仮定すると、2.3%の利息が入りますので、約320万円です。

そして、1.4億の米国債を担保に、9800万円を借ります。
そして9800万円で更に別証券会社で米国債を買います。
利回り3.8%と仮定すると、2.3%の利息が入りますので、約220万円です。
そして9800万円の米国債を担保に6860万円を借ります。
そして借りた6860万円で、更に別証券会社で米国債を買います。
利回り3.8%と仮定すると、2.3%の利息が入りますので、約158万円です。

これ永遠繰り返せますが、この時点で、年収700万円になります。

ちなみに、これを永遠繰り返すと、大体年収1000万円になりますので、表面利回りは7.1%、つまり、3.8%の約1.9倍のレバレッジがかかることになります。

そんなうまい話あるのか?と思うかと思いますが、これはやりすぎですが、できなくはありませんし、ここまでてはないにしても、富裕層は融資を引きそれを手元に更に投資をしてお金を増やしています。

しかし、これリスクもかなりあります。なぜならば

○担保金融資産評価額は円換算(つまり、為替の影響を受ける)
○担保資産評価額の70%を切ると、追加の資金を入れないと強制的に担保を売られる

ためです。

しかし急にお金が必要な時は十分検討の余地はあるかなと思う良い制度です。

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