セーブ ザ ミー

脚本が書けない。
これすなわち万物の悩み。
なんでみんなこんなにちゃんと脚本が書けるんだろう、あのクソ土方コピペが言ってたセーブザなんだっけそんなものでも読んでいるのか?

自分の影が囁く。
「お前には芯となる情熱も書きたいと思った熱量も全然足りていない、ただ無を燃やすだけの薪ストーブだからだよ、自分でもわかっているだろう?」
わかっている? わかっていない そんなのどうでもいい 世の中勝った者の勝ちなのだ。
芯も書きたい物もみんないらない、悪魔にだって売ってやってもいい。
ただ勝ってみんなに羨ましがられてチヤホヤされてこの界隈を牽引していく……

「妄想乙」
うるせえよ 僕を救えないくせに僕に意見するな。
猫が落ちる、どこまでも 救えないのも猫も自分だから救えないのも落ち続けるのも自分だ。
編集ソフトまで落ちはじめたのには参ったけどね。
「いい機会じゃないか、言い訳ができる」
金がかかる言い訳なんてそれこそ猫に食わせておけ
ああ、自分だけが不幸でかわいそうな存在で、でもなんでもできて、そんな存在になりたい。

昔の文豪のような(文豪なんて数えるほどしか知らないけど)若くして夭折? みたいな? そんな言い訳の聞く存在。
孤高の天才になりたいのだ、ああでも1人は寂しいな、やっぱり天才でいいや、天才には悩みも妬みも嫉みも何にもないもんな。
ただそこにあるだけで周りを動かす天才。
いつかはなってみたい物ですなぁ、はぁ……
「妄想とプライドだけは人一倍、その妄想は何にも結びつかない1人遊びの自閉探索」
うるせえよ
だって僕1人しかいないんだもの、前はいた気がしたけどみんな消えていった、裏切ったんだ、この僕を
「見限っただけだろ」
うるせえよ その通りだよ 昔は咎めてくれる誰かは居た、でも僕はそこから耳を塞いで逃げ出したんだ
だって本音は心が痛むから、痛いのも辛いのもなにもかも嫌だから。
みんな優しくして欲しい、僕に優しくして、優しく教えて手解きして、遊んでおだててほしい。

そんな奴いないか、はぁ……
だからこれは僕だけの1人遊び


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