白昼夢

僕は同じ曲を何回も繰り返し聴き続ける。

戸川純 "蛹化の女"
Cults "Always Forever"
La Femme "Le Jardin"
Computer Magic "About You"
Cage the Elephant "That's Right"
Camera Obscura "Dory Previn"
Tracy Ullman "Breakaway"

ざっと思いついたこの7曲は、絶対に1回聴いたらもう2回はリピートする。
1日で30回ずつぐらいは聴いている。

これらの曲たちを聴いていると決まって観える白昼夢がそれぞれあって、それが観たくて聴いている。

最近これらの白昼夢に頼ることが多すぎて、自分にとってそれが日常生活に馴染みすぎて、その行為の麻薬的な効果が薄れてきている気がしてとてつもなく悲しい。

辛いなぁ…。

基本的に僕はどこへ行っても悩み続ける、病み続ける。
日常生活の中で感じたあの感動達を誰かと共有がしたい。
だけど彼らを外界の日に晒す勇気が出ない。

だからこそ白昼夢を観て、その世界の住人達と笑い、泣き、踊り明かす。
その中で観たあの一筋の光を元に今日も生きている。

寝ている間に幸せに満ちた夢を観ても、朝起きてみると現実は変わっていない。
これが真理なのだけど、気づかないふりをしてまた夢の中で踊る。

だけど冒頭でもふれたように、最近その行為自体がシステム化されてきてしまったような気がして、また新しいユートピアを探さないといけないと感じる。

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