エンジェリック・カンヴァセーション

全ての会話は折衷である。
私は日本古来の
'和を以て貴しと為す'という考えを病的に愛している。
もし君が魂の会話を成したければ、
0.01%の可能性を信じ辺り構わず
通行人に自慰行為を見せつける他はない。

それが出来ないのであれば、
君の魂を昇華するのだ。
クラウドにアップロードし、
誰かのアバターにダウンロードされるのを生涯通して待てば良い。

全ての会話は折衷である。
論を以て相手を打ち負かそうとすは
極めて端ない行為である。

差し詰め、各々の天使と会話する他はないということである。
彼らは時に、愛する人、冷たいコンクリート壁、ブルーライト、羊皮紙、または君が今右手で握っているモノ、万物に姿を変えるのである。

全ての会話は折衷であり、
会話の全てはこの
エンジェリック・カンヴァセーションにある。

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