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事業再構築補助金の不採択を受けて理由のコメントをもらえます。
こんにちは。事業計画研究所です。
先日、話題の事業再構築補助金第1回の採択結果が発表されました。
数字的な情報は、「事業再構築補助金第1回公募の結果について」という資料が出ています。
不採択の場合に審査委員からの所見、コメントを確認できる
今回の事業再構築補助金の採択結果について、他の補助金と少し異なっていることがあります。それは、不採択の場合に、事業計画を見直す際の参考として、審査委員の所見、コメントを聞くことができるそうです。
事業計画研究所の案件で残念な結果になった案件から不採択理由のコメントについての情報共有をします。
コメントの確認方法
コメントの確認方法は、
「事業再構築補助金事務局のコールセンター」に電話をかけると、コメント開示の意思を確認され、後日、事務局から電話をもらえます。
今回の案件では月曜日に事務局に開示の意思を伝える電話をして、折り返しがあったのが水曜日でした。
事務局からの電話では、コメントを伝えるだけで、コメントについての質問は受け付けない旨を最初に伝えられます。審査委員が電話をするわけではないので、当然といえば当然です。
コメントの内容
コメントの内容は、以下のような内容でした。
(番号は事業計画研究所により付記)
1.事業化点について
(1)〇〇〇〇を購入したいという需要は少ないと思われる。
(2)金融機関や公的機関で事業計画は無料のサービスがあり、競合情報分析ができていない
(3)マーケティング手法、収益化が楽観的すぎる。
(4)自社SWOT分析はできているが、ニーズ分析や競合、競合になりえる他者の分析が弱い
(5)リスク分析はある程度できているが、デジタルデータの販売リスクの分析や競合分析が弱い
(6)現業とのシナジーはある程度期待できるが、費用対効果の根拠が弱い
2.再構築点
(1)緊急性が感じられない
(2)ノウハウが活かせていないように感じられる
(3)コロナの影響で売上減少は認められるが、継続可能性を含めた非対面ビジネスの浸透性を感じられない
(4)コロナによる社会変化に伴うニーズがある程度検討されているが、既存事業のノウハウがどの程度活きるか疑問がある。
(5)地域経済の貢献にある程度期待できるが、全体的なデジタル技術の活用に乏しい
まとめ
シンプルなコメントですが、再度挑戦するときに役に立つことは間違いなさそうです。
なお、コメントの詳細を検討するといろいろみえてくるものはありますが、本日は情報共有のみに留めます。
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