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色は人の情に訴えかける!カラーマーケティングについて

❝消費者は商品を選ぶ時およそ90秒以内で判断し、しかもその判断基準の多くは色である❞という言葉をきいたことはありますか?

ニューオリンズ大学の研究発表の抜粋ですが、購買行動と「色」は密接な繋がりがあるとされブランドイメージや商品コンセプト、プロモーションに至るまで様々な活用が見出されています。


今日はそんな「色」=カラーマーケティングの中でも概要とブランドイメージに焦点を当てて考えたいと思います。


カラーマーケティングとは?

カラーマーケティングとは?


色彩心理学をビジネス戦略に応用した手法で、色味が持つ情緒的価値や感情を動かす力を利用しようというものです。

形やデザインは人の理性に訴えかけるが、色は人の感情に訴えかけるといわれています。

昨今は女性を中心にパーソナルカラーという自分にあった色を意識する傾向にもあり、診断サイトもたくさんあります。

例として一つ下記にリンクをつけておりますので、良ければご覧ください。


それぞれの色が与える印象や感情変化について


全ては書けないので、代表的な3原色だけ記載しておきます。


ー赤ー

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情熱の赤といわれるくらい、人に活力や興奮作用を与える色と言われています。また時間経過を早く感じさせる効果があるといわれています。
調べればわかりますが、ファーストフード店にすごく多い色になっています。


他にも、勇気・愛情・指導者などの印象を与えることでも知られています。
某アメリカ大統領のネクタイが常に赤色だったのもこれが理由ですね。

しかし、ネガティブなイメージとして攻撃性の向上や争いを生む色とも言われているので注意が必要です。




ー青ー

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信頼や誠実性を示す色だといわれています。そのせいか企業カラーに採用されることが多く、よく見かける色だと思います。

また、心理的には感情を和らげる沈静効果があるといわれています。
海や快晴の青空を見て、気分が落ち着くのはそのためなのかもしれませんね。

赤とは対照的に、時間経過を遅く感じさせる効果があるといわれています。
心拍数を下げて、心理的に落ち着くことでこういった効果が出ると考えられています。

大事な商談や、コミュニケーションを図りたい人物との会話などは青色ベースの部屋や小物があるとよいかもしれませんね。

しかし、ネガティブなイメージとして寂しさや孤独を表す色でもあります。
冷たさや冷徹さを与える印象にもなりうるので注意が必要です。


ー黄ー

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有彩色の中で一番明るい色であり、そのイメージ通り「楽しい」・「明るい」などの心を弾ませてくれる効果があるといわれています。

また、視認性が高く昼夜問わず適切な距離感でとらえることができるといわれています。看板によく利用されているのはこのためですね。

そして、黄色は色の中で聴覚と一番関わりが深いと言われています。
黄色い声援なんて言われたりもしますよね。
甲高い声や歓声を表すといわれています。

身に付けるだけでも明るく楽しい人という印象を与えることができ、コミュニケーションを円滑にしてくれる効果も期待できます。

また、新しいアイデアの創出など挑戦などに好奇心旺盛な気持ちで臨める効果が見込めるので良いかもしれませんね。



色にストーリー性を持たせることが重要


上記でいろんな意味やイメージ等を説明しましたが、単に上記のようなイメージで安易につけても顧客の心はつかめません。

企業にはそれぞれ、事業性や信念・理念があるはずです。
そのような信念・理念を色に反映させることが一番大切です。

Tiffany&Co.はその良い例だといわれています。

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この特徴的な色は「コマドリの卵」が由来とされており、イギリスでは高潔さや真実のシンボルとされています。

その卵の色が由来となり、”ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない”という信念を体現した色になったわけです。
そして、それがスタイルと品位の世界的なシンボルになったというわけですね。

色を見ただけで胸が高鳴り心ときめくなんてことは、色に裏付けられたストーリーや企業の信念・理念がしっかりと見えているからこそだと思います。


まとめ


本日はカラーマーケティングの概要とブランドイメージについて考えてみました。


今回説明はしなかったですが、プロモーションなどにも幅広く活用されています。
セールは「赤」など意識してみれば確かに!と思うこともあるかと思います。

また、ロゴデザインやポスターなどでは70:25:5の法則といわれている配色の黄金比があったりします。

少しでも興味が沸いた方はぜひ調べてみてください。













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