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あなたの英語、「構文」ベタになっていませんか?

コミュニカ英語塾では多くの人々が英語を学んでおり、実力は人それぞれ。しかし、私や聞いている方々にとって不思議だったのは、「流暢な英語を話す人のMyCommitmentの内容がわかりやすいとは限らない」ということでした。美しい発音でにこやかに話される方が、最終的に何を伝えたかったのか、拍手をしながら「?」となる、そういう場面に遭遇することがたびたびあるのです。なぜだろう、と考えているうちに「構文がしっかりしている人が、意外に少ない」ということに思い当たりました。

構文。日本の語学教育ではあまり重視されていないように思いますが、日本語や韓国語など「主語→形容詞や副詞→述語」と続く言語と、「主語+述語、その後から形容詞や副詞」という作りが一般的な欧米語には大きな違いがあります。「誰がどうした」をまず語る欧米の言語を用いるうちに、人々は「文章の構造」を無意識の内に脳内に組み立てており、そのため、話し方や文章はもちろん、プレゼン自体が明解になっているのではないかと思います。

例を挙げるならメールです。「Hi Maaya. I’ve decided that……….」など、いきなり結論から始まる欧米のメールに対し、日本語のメールといえば「お世話になっております。桜のつぼみも膨らみ始めましたが、いかがお過ごしでしょうか。新型コロナ肺炎の影響で、お仕事にもいろいろご支障があるかと存じますが、きっとこの後は云々かんぬん…………」と続き、最後に「先日のあの件、お返事を待っています」と本題があり、そこからさらに「時節柄どうのこうの、お体ご自愛のほど……」と続いて、終わり。日本の美しい文化ではありますが、こういったメールに表れているメンタルがそのまま、「何を言いたいのか分からない英語スピーチ」につながっているのではないかと考えられます。

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新型肺炎騒ぎが収束し、世界が平穏を取り戻すまでにはまだまだ時間がかかりそうです。その間、一度自分を徹底的に見直してみるというのも一考。その際、「本題から話してみる」というクセをつけてみることをおすすめします。どんなことでも良いのです。「今夜の料理、私はカレーにしたい。なぜなら……」という感じで、ご家族に話してみるだけでも。笑

大事なのは、自分の話し方に構文が存在しているかどうかを自覚することです。自覚からすべてが始まりますから。最後に、「構文ベタ確認チェックシート」をご紹介しますね。当てはまることがあるという人は、今日から構文改革を始めてみませんか。

構文ベタ確認シート

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