『モラハラ怪獣大戦争〜第5話〜』
前回のあらすじ
とある夜、
私は街(自宅)に戻ったところ、
『これを捨てたら、私はこの家を出て行くの』
私の問いかけに、涙を落としながら女の子(長女)は話してくれた。
第5話 『とある夜の戦い(後編)』
それは、この世の終わりの様相を呈していた。
そんな時、全く違う世界線から飛び出して来たような男の子(長男)が明るく言い放った。
『ねぇねぇ、一緒に遊んでよ。』
モラハラ怪獣の私は、無慈悲な一撃を放った。
小さな男の子は、壁際に吹っ飛んでいった。
私は、男の子に向けて言った。
『目の前に泣いてる女の子がいるのに、
無関心な上に遊ぼうだぁ、ふざけんな‼︎』
家を追い出される女の子。
罪と罰を与える女モラハラ怪獣。
それを横目に、遊びに誘う男の子。
私には、これらが1つ屋根の下に同居している混沌した空間にしか感じられなかった。
そこには、それぞれの孤独がありました。
救いようの無い夜は、
それぞれが寝室に向かって終わりました。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んでいただいた方々に、大変感謝しております。
取り急ぎ、御礼まで。
次回予告『モラハラ怪獣大戦争〜第6話〜』
『ちょっと休憩、これまでの振り返り』
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