見出し画像

【ホタテの握り】

ホタテの握りですが、今年はnoteに一体何を書いていたのかが思い出せません。

一昨日でしょうか、わたしにしては珍しく外で一杯飲む機会があったのです。気は進まなくても酒は進むのが困ったところですよね。

と言っても理性の強いクリオネ、2杯飲んでその場を後にするという離業をやってのけました。わたしほどの領域に達すると、自分が飲み終わった後にその場に残らないんですね。どんな視線を浴びせられようとも帰ることができる屈強なメンタルを持ち合わせているのです。残ればついつい飲んでしまいますから具合が悪くなることは確実なのです。

そして帰りにふと回転寿司屋を目にしました。もうこれは転がり込むようにローリングしながら前転で入店し座席にヒップトスするしかないじゃないですか。異様に高い椅子の脚にドラゴンスクリューキメるしかないではないですか!

ということでカウント2.9785278で何とか立ち上がったわたしは無事につぶ貝を注文しました。なぜつぶ貝なのかというと、なんとなくザーサイっぽい食感をしていますよね。昔中華料理屋さんで父がビールを頼むと一緒に出てきたザーサイを思い出すんです。というどことなくエモい話を書きましたが実際にそんなことは考えていません。

鵜飼の鵜のように喉でつぶ貝を留めることなく無事に飲み込み、そのタイミングで最初に頼んでおいた干瓢巻きと鉄火巻きが届きました。ベルトコンベアの上をランニングするスシロールズの迫力に思わずわたしも駆け出しそうになるのをなんとか抑え、こぼれゆく涙を抑え、ベルトコンベアの上をドナドナと細巻き乗せて流れてきたお皿を取り押さえました。

ちなみに酔っ払っていたのかつぶ貝にお醤油をつけていないことに気づいたのはこの辺りです。目の前にお醤油を使った形跡がなく、この時点で初めてお醤油を探したのです。もし目の前に職人さんがいたら、この客相当な通だと思われていたことでしょう。

とは言うもののこのお店の板長さん含め全ての鮨職人さんはシャイなのでしょうか。全員が暖簾の奥のキッチンらしきところにいるらしく、ベルトコンベア越しにしかお鮨を渡してくれません。未発送のお鮨があれば客側は「頼んだお鮨まだコンベア!」と叫ぶシステムなのですが当然職人たちからの返答はなくお鮨だけが5秒くらいでベルトコンベアの上を疾走してきます。

疾走といえば重松清氏の小説が有名ですよね。ということで武田久美子に影響されたのかホタテが水着に乗ってやってきました。

折角の念願のホタテなのに酔っ払っていたあのでしょうか、ブレブレです。目が悪いのですが、カメラで撮影する時までこんなにアップにして撮影しています。撮った後に拡大すれば見えますって。酔っ払っていたのでしょうか。折角の念願のホタテがお肌のチェックの角質層みたいになっているではありませんか!

そんなお酒を飲んだ次の日のお肌の微妙なカサつきを気にしながらnoteを開くと、こんな企画が飛び込んできました。


今年書いた最低なnoteを選ぶ『で1グランプリ』が今年もやってきたわけです。もう選ぶ必要なんかありません。今年はこのnoteで間違いありません。しかもビュー数も極めて低かったのならこれはもう確定でしょう。



面白すぎてなんの言葉もありません。一体どんな解説をしろって言うんですか、まったくもう!


本日も【スナック・クリオネ】にお越しいただいき、ありがとうございます。 席料、乾き物、氷、水道水、全て有料でございます(うふふッ) またのご来店、お待ちしております。