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ガンになって

 私がガンになって、2024年の9月で10年。


あっという間でした。


 そもそもガンと告知され、最初の手術が終わり、

病理検査の結果を聞いたあの日。


・根治不可です

・5年生存確率はこれくらいです

と、とても厳しくツラい話を受け、途方に暮れていたあの日。


 果たして、こうして10年後の自分が、

生きている姿を想像できたか?


できませんでした。

(途中からは、生き続けることを信じて疑わなかったですが)


 人生って、本当に何が起こるか分からない。


楽しいです!


 ここで改めて、ガンになって気づいたことを

考えてみました。


大きく変わったことは、

・1日1日を、生(活)かされていること

・”当たり前”の世界が、実は”ありがとう”がいっぱい

・一期一会(人に出会えること)

・様々な人が、私に関わってくれている


 と、本当に「感謝」で溢れている世界に、

自分がいられることに気づけました。


 これは、ガンになって本当に良かったことです。


ガンになる前の私は、

・仕事をするのは当たり前

・明日が来るのは当たり前

・なんとなく80歳くらいまで生きるのは当たり前

と、これから先、漫然と、

ほどほどに楽しく生きていくのだろうと。

信じて疑わなかったです。



 ところが、ガンになって

・いつ死ぬか分からない

が現実になり、不安でいっぱいになりました。


 突然、世界の中で「私は死ぬ。誰も助けてくれない。

この不安は誰にも分からない。

私は、独りぼっちだ」と、悲劇の主役になりました。

「みんな、必ず死ぬ」のにです(苦笑)


 ガンになって急に、「自分が死ぬ」と言うことを

強烈に認識し、慌てふためきました。


 何とも身勝手な話ですよね。


ただ、ガンになって

・命

・自由に考動(考えて動く)できる時間

には、限りがあることを受け入れることができました。


私は、ガンになって、

「生きているだけでキセキ」

ということを体験できました。


 私の「質」が上がったと、実感しています。


 今、その体験を講座にしているのですが、

みなさんにも、そんな体験をしてもらえたら

嬉しいなって思います。


 あっ!もちろん、「ガンになった方が良い」

だなんて絶対に思いません。ガンも含めて、

命に関わるような大病を患う必要などありません。


 ただ私の場合、ガンという神様からのギフトを通して、

「人生やり直しスイッチ」を押せました。


 ですから私は、「ガンになって良かった」と、

心から思います。



最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。



 


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