ヒマワリばたけのまいごくん
おとうさんと、おかあさんにつれられて
ヒマワリがたくさんはえてるところにきました。
さぁ、ついた。
おとうさんがいいます。
おかあさんが
はぐれちゃダメよ。
そういいました。
ぼくはさいしょはふたりと
てをつないでいたんだけど、たくさんのヒマワリを
みているうちにたのしくなって…。
はしりだしちゃってたんだ。
…きづいたら、ここはどこ?
たくさん、たくさんひとはいて
そのどれもしらないかお。
こころぼそくて、なきそうになってると
どうしたのかな?
ぼくよりすこしせのたかいおねえさん。
まいごなの、おとうさんもおかあさんもいなくて。
そういうと、
ふふふ、きみはおとうさんににたのかな?
そういってわらいます。
おとうさんをしってるの?
うん、ちいさなころにあそんだんだ。
ちいさい?おねえさんはおとうさんより
ずっとこどもだよね?
じつは、おとうさんとおなじとしなんだ。
おねえさんはわらうけど
ぼくはよくわからなくて。
おねえさんとあるいてて
たくさんのおはなしをしたんだ。
おかあさんのはなしも
ぼくのはなしもして
そして、おとうさんのはなしをする。
おねえさんはわらってるけど
すこしさみしそうだった。
さて、あそこにいるよ。
うん、ありがとう!
いっしょにきてよ、おとうさんもよろこぶよ?
それはむずかしいんだ。
…じゃあ、おとうさんにつたえておいて。
おしあわせに。
また、ゆめのなかで。
そういってくれればわかるから。
ぼくはうん、とうなずいて
おとうさんとおかあさんのところまでかけだした。
「ヒマワリばたけのまいごくん」
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