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フラペチーノのはらわた ─2023/02/01

月並みな話なのだが、もう1年の12分の1が終わってしまった。
何も手についていない。いい加減にしたい。



スタバの新作を飲んだ。およそ読書のお供にするには高カロリーすぎる飲料だ。カフェに腰を据えて仕事をしたり趣味の作業をする人たちの手元にある飲み物はブレンドコーヒーである場合が多い。でも自分の手元にあるのはめちゃくちゃ甘そうなショコラ色をしたフラペチーノ。なんだか妙にアンバランス。

もちろん自分が甘党であるがゆえのチョイスなのは間違いないんだけれど、それよりも「量」が第一のネックなのだ。ブレンドコーヒー、少なすぎる。「飲み物(酒を除く)は量があればあるほど嬉しい」という考えをしている自分にとってブレンドコーヒー1杯分というのは、飲み物としてあまりにも少なすぎる。すぐなくなっちゃう。
しかしながら「じゃあ2杯目を頼むか」というと、それもまた悩ましい。1杯で喉が潤いをキープできるのはだいたい1時間ほどなので、滞在時間もそれに準拠して1時間程度だ。

では2杯目を頼んだ場合、1杯目と同じペースで飲むことで2時間滞在できることになる。大概の場合、同じ喫茶店に2時間いられるほど時間を持て余してはいるのだけど、読書に没頭しすぎるとあとが詰まっていろいろ面倒だ、と成人らしく論理的に自制をして店を出る。最近はだいたいこのサイクルを脳内で進行させた果てに読書することを諦めることが多い。

それなら2杯を1時間半くらいかけて飲めばいいじゃん、って思うけど、それができないから悩み続けているんです。なんか難しい。


あとは金銭面もネック。2杯頼むとお会計が普通に4桁超えてくるじゃん。あいにく時間とは違って金を持て余しているわけではない。そればっかりは喫茶店サイドにも勘弁して欲しい。貧乏でごめんなさい。




白井智之『名探偵のはらわた』を読んでいる。めちゃくちゃ面白い。
読み始めは「ここからどうやって〈稀代の大犯罪者が蘇って罪を犯す〉という展開に持っていくんだ?」と思っていたら、そもそも一番初めの事件が踏み台になっていた。

古城倫道のキャラがすごく好み。伝記に描かれている姿が本当とは限らないけれど、ここまで小説での人物像とかけ離れていると当時の(作中作の中の)人たちもがっかりするだろうな…と思う。

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