始めよう!UTC生活~7日目~
「15時近辺になったらnoteを書く」というのが段々習慣化してきている感じがする。
今日はあんま愉快じゃない話をしよう。
昨今のホロライブに思うこと
俺が追ってるときのそらってVTuberは、VTuber事務所のホロライブってところに所属してる。
まーホロライブプロダクションの傘下事務所って扱いなのかな。
ホロプロ傘下には、男性Vを輩出してるホロスターズってとこもあって、V業界では(おそらく)大手に入る事務所の一つだ。
規模が大きいだけあって、その分問題も起こる。
最近はその傾向が顕著になってきた……らしい。
あくまでも「らしい」なんて言葉を使うのは、俺がときのそら以外を追いかけていないという一点に尽きる。
だから、ここから先の愉快でない話は、的外れな妄想でしかないことを、まず留意しててもらいたい。
権利問題とか
問題についてすげーざっくり言うと、「許諾されてないゲームの実況で収益を上げているVTuberが(複数)いる」ってところ。
ちょっとパターンを濁したな。細かく書こう。
①インターネット他、公共の目に触れる場での実況プレイが許可されていないゲームの配信を行った
②実況プレイは許可されているが、収益化は許可していない
法律という面での違反はおそらくこの2つで、おそらくはどちらもあった。
この辺は詳しい人や記事を当たった方がいいのだろうが、生憎と俺は詳しくないし、意識してそういうのを見ないようにしている。
わざわざ不愉快なものを自分から摂取しに行く必要はない。例えば、君が今読んでいるこのnoteとかな。
さて、②は(基本的に)明らかにガイドライン違反なので、俺がどうこう言えることはないんだ。反省してねとしか。
問題は①だよ。
白ではないが黒くしたくもない領域
例えば君がゲームクリエイターだったとして、自分の作ったゲームを誰かにプレイしてもらって、楽しいと言ってもらえるのは、とても喜ばしい体験のはずだ。
それはきっとゲームの作り手が企業になっても変わらなくて、楽しくプレイされるためのゲームが楽しくプレイされているのは、とても理想的なことなんだ。
ただ、それが公共の場に出てしまうと話は別で、著作権というよくできた権利が、放送者に前科一犯を付けることを容易にしてしまう。
権利や法律にも疎いので、実際そうなるかは正直分からないが、厳密に法定義すると、どうやらそのようになる。
じゃあ実際そうなるかというと、多くの場合はならない。
多少のグレーな行いには目をつぶって、それよりは話題になってもらった方が、多くの場合はプラスになるからだ。
心情的にも、「遊んでくれてありがとう! 今日から君は犯罪者だ!」などと言える人間は少ないだろう。
そういう事情もあって、多少の著作権侵害については黙認されている場合が多い。
版権元に確認を取ったら「法律上はダメだ」と答えざるを得ない、だが表立って禁止したくはない、だから黙って隠れてコソコソやろうぜ、という話だ。
昨今の時流的にはそうでもない場合もあって、要するに版権元がガイドラインを定めてくれてたりする時もある。ありがたいことだ。
逆に、行間を読めない連中が違法性を騒ぎ立ててジャンル自体を下火にしてしまうケースとかな。嘆かわしいことだ。
#とめないホロライブ
事務所所属のアイドルが問題を起こしたら、事務所が責任を取る、というのが一般の見解だ。
事務所はある程度そのためにあるものだしね。
で、実際に問題が起こったら、周りのファンは「どうして事務所が止めなかったんだ」などともいうのだが、恐らくホロライブの体勢は「基本的には止めない」のだと思う。
運営、担当、マネージャー、そういった存在はいるらしいが、基本スタンスは所属アイドルの自主性を重んじることなのだと思う。
だから皆自然体でいるのだろうし、刺激的な企画があるのだろうし、問題も起きるのではないかな。
企業サイドが演者の尻拭いをしているのなら、それは理想的だと思うし、俺が言えることは特にない。
で、俺が思うに、この基本スタンスの確立にときのそらが関わってるんじゃないかって話だ。
普通とは規範であること
こっからはオタ語りだからそらちゃんでいいか。
最古参Vの一人でもあるそらちゃんはとんでもなく慎重派で、歌は好きだけど権利関係があるから歌えない、楽譜をそのままピアノで弾くとまずいから崩して弾く、YouTubeとニコニコの規約の差異を(概ねだとは思うが)理解している等々、自らグレーゾーンに踏み入るような行為は絶対にしない人間だった。
カバー株式会社としてホロライブ立ち上げ時の苦労はあったのだろうけど、そらちゃん自身の配信に対する苦労や負担は相応に少なかったんじゃないかと思っている。
この時に方針が「問題なさそうだから基本的には演者に任せよう」となっていてもおかしくはない。
俺ならそうした。だってそらちゃん絶対手ぇかからねぇもん。
ホロライブ運営がどのような判断をしていたかは当事者のみの知るところだが、実際にそうなっていたのなら、今の状況はそらちゃんの功罪ってことになる。
危ない橋は渡らない、できる範囲を決めて精一杯やる、(特にバーチャルアイドルを肩書きにしてから)自身のブランドイメージを徹底する。
全部そらちゃんがやってきて、そして常人ならどこかで取りこぼしてもおかしくないものだ。
そらちゃんは普通ではあったが凡人ではなかった。
徹底して普通という規範の側に立つ、模範生とも呼ぶべき存在だった。……厄介なことに。
誰も誰かにはなれない
人は法の模範であるべきで、そして必ずしもそうであるとは言えない。
そらちゃんに関してもそれは同じで、活動の中で法に触れた行いが全くなかったかと言えば「分からない」と答えるしかない。
それでも、決して短くはない配信業の中で法の模範であり続けたのは事実で、多くの人が真似できない個性であったのも事実だ。
普通というのは存外、至極難しいものだ。
もし、それを基準に据えてしまっていたのなら……ソレを認めて、考えを改めなければいけないんだ。
今日はここまでにしよう。
明日はRe:バースのラジオにそらちゃんが出るらしい。楽しみだ……どうやって聞くんだろうね。
君が実に酔狂な、その辺の一般人をつかまえて月一で飯を奢るような人間なら、そこの『サポート』というボタンを押してみてもいいだろう。