令和のリトマス試験紙リターンズSide:B 第一回 HD Modelsの「M4 Sherman cast hull brushguards and details」
アーマーモデリング連載連動企画！
令和のリトマス試験紙リターンズ Side:B
アーマーモデリングに連載中ですが地味すぎるのか読者を置き去りにしすぎてるのか、反応がないので好評なんだか不評なんだか分からない連載をnoteで「もっと濃く」補完していこうかと思ってます。
今回は現在発売中のアーマーモデリング2024年6月号(もう明日には新しい号が出ちゃう)で
ご紹介したHD Modelsの「M4 Sherman cast hull brushguards and details」です。
シャーマンのライトガード、実車はもちろん金属板を曲げ加工して脚を溶接したものなんですが、ならばエッチングパーツだよね？って1980年代後半から様々なメーカーが付属させたりサードパーティから出ていたのですが思った以上にキッチリ再現した製品が少ないです。
フロントライトガードなどは組み易さを重視して本体と脚を一体化してあったりなら良いのですが、一番大事な「正面から見ると頂点の内側が見える」点が再現されてない製品が多かったのです！
なんなら最古参の一つであろうON THE MARK Modelsの製品がその点(微妙な角度)を再現してあって正確だったりしたぐらいという状況が長い間続いてました。
エアウェイブ・オンザマーク・エデュアルドが当時の海外エッチングメーカーのスリートップって感じだったね？
またエッチングは曲げたり接着したりが大変、キットのプラパーツを薄く加工すると左右が歪だったり折れたりするのでライトガードはシャーマン系列のチャームポイントだけど再現は大変でした。
そこで登場したのが3DPパーツ。MJ MiniaturesをはじめとしてT-Rex Studioなど各社から発売されています。当社は3DPパーツは折れやすいのが難点でしたがメーカーによってはサポート材の付く位置やレジンの見直しにて問題も解決しつつあります。
その中で出てきたイタリアのHD Models(以下HD社)は凄腕モデラーでもあるFabio Mosca氏達によって創業されました。
レジンキャストでイタリア軍の車両や英連邦軍の車両、改造パーツ、情景アクセサリーをメインに販売しており、昨年よりシャーマン系列のアクセサリーパーツを販売しています。
この製品が凄いのは名前にもある通りCast Hull-鋳造車体のM4A1に特化している点です。他社でも鋳造・溶接車体と分けていましたが、HD社のはフロントライトガードのみならずスモールハッチ鋳造車体のリアライトガードが全種類商品化されているのです！
マスプロダクションの権化とも言えるシャーマン戦車も製造メーカー(最終の組み立てメーカーだけでも10社近く、部品メーカーまで入れると数えきれない！)によって微妙な差異があるのです、言われなきゃ分からない様なそういう差異に拘るのもシャーマンの楽しみの一つ！
一般的なキット付属や他サードパーティメーカーから出ているPressed Steel Car製車体に取り付けられている３本脚タイプ、Pacific Car & Foundry製車体に取り付けられている背の高いタイプ、Lima Locomotive work製車体に取り付けられている4本脚で後部の２本がくるっと一捻りしてあるタイプが揃うなんて夢のよう！は〜嬉しい❤️
詳しくはこのSHERMAN MINUTIA をご参照下さい。
はい、情報がワッと来ますよ？
また、フロントライトガードもライトを外した時に取り付けるプラグキャップを普段置いておく為のホルダーの角度が生産時期・実車メーカーによって異なるのを再現するのに変えられるよう別部品になっている点も見逃せません。
他にもサイレンガード(雨避け有無で2種！)ペリスコープガード、M2機銃用ホルダー、ワイヤーロープホルダーが付属。コレだけで十分ディティールアップされます。
はじめてのディティールアップにも、定番加工にも使えるこのパーツ、基本連載では皆さんが店頭で手に取れない製品を自腹を切って人柱となってご紹介するのがコンセプトのこのコーナーですが、なんとこの度みんな大好きM.S ModelsさんがHD社の輸入代理店に決まりました！
まだ初回輸入なのでこちらの製品は輸入されてないみたいですので欲しいと思った皆さんは是非リクエストしましょ！そしてHD ModelsのFabioさんが凄腕モデラーなのかは6月13日発売のアーマーモデリング7月号にて！勝手に第2特集連動企画しちゃうよ！
連載の反応があるととっても嬉しいですのでぜひアーマーモデリング誌付属のハガキにご感想お願いします
🙇🙇🙇
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