熊本地震は、東京都23区から始まり、北方の千島列島にも影響をもたらしたであろう事実と、そこから見えてくるもの

この論考(考察)は、九州において震度5強+津波注意報を実際に受けたわたしが、ガラケーに取っていた(いる)余震活動の時刻のデータをきっかけに、ネット等で閲覧できるデータやいろんな方の推測を照らし合わせ、1つの方向にまとめようという趣旨のものです。

それらを注意深く見つめていくと、何らかの法則性があったり、過去の地震活動からしたら不自然な場所が唐突に現れたり、もしかしたら相互に影響を及ぼしあっているともいえるんじゃないかという1つの仮説が浮かび上がってくるのです。

結論とも絡んできますが、似たような思いを抱いたのは、この熊本地震が初ではなく、東北大震災のときも感じました。阪神淡路大震災のバックボーンとの比較でしたが、単純な天災なのかと疑いたくなるほど、見えない大きな強い力を確信したことを思い出します。

はっきりいって、場所あるいは方角が強く関係してきます。つまり、日本という国家の「中央・南・北」が揺れた、今なお揺れているということです。この時点でもある分野の情報を普段から収集しているだろう方なら「何かの」存在を強く意識するだろうし、それらのメッセージなのかもしれない、と感じるはずです。

結局、この考察の結論は大多数にとって、疎ましく思われるだけのものかもしれません。ですが、地震活動が経過日数のペースからして異常であることは誰の目にも明らか。こういうときだからこそ、大多数の勝手でタブーを決めつけるのはよくない、と強く思うのです。

以下、地震に関しては素人ですが、自分なりに考察を提示していきます。

事実1 一連の熊本地震の直前に何故か、日本の心臓部というべき、東京都23区で怪地震が発生

これは、twitterなどでもかなり騒がれていますが、私自身ビックリしました。ふとしたことで、過去の地震活動の時刻をネット上で調べていたら、思わず、「えっ?」っとなりました。

参考までに、Yahoo!の地震情報のスクショ。

4月14日20時58分の項を見ていただくと、一目瞭然。ホントに、直前です。

さらに、気になることが。熊本地震発生の当日、4月14からの地震情報は、23区での発生までだとたいてい関東地方ばかりです。千葉だったり、栃木だったりと。リアルタイムで現地にいた方によっては、第2の関東大震災やよくテレビでも騒がれていた首都直下地震が起きるのではないか、とかなり不安になった方もおそらくいたのではないかと。

ですが、まるでそれを嘲笑うかのように、唐突の熊本での激甚災害。日本の行政機関が集中する中央機構に対する牽制とでも言うのでしょうか、「あなたがたも無縁でない」という意思を感じさせるような前触れであったわけです。

ちなみに、23区が震源となるのは、やはりそうそうないようです。4月14日以前で、震源となったのは、2015年6月5日19時36分が最後。ソースは簡単に見つかるでしょうから、ハショります。

23区で発生した地震に関しては、ネット上で複数体験談が見受けられ、以下のようなものが。やはり、怪地震なのでしょうか。

・下から突き上げるような揺れだった。
・地鳴り、地響きが酷かった。ある場所では、爆発音。
・90歳の元気なおばあさんが、「生まれて初めて味わった揺れ」。

事実2 北方の千島列島で4月6日を最後に落ち着いていた地震活動が、熊本地震の2日後から、間隔が短くなり、活発化

やはり千島列島は政治に翻弄されながらも、祖先が確かに住んでいたこともあってか、非常に地震が多いです。マグニチュード4以上の地震は珍しくなく、月に最低でも2、3回といったペースのようです。

しかしながら、こういった実態を知るには、海外のサイトを頼るしか道はありません。こうなっているのは、第一義的には、日本国の領土と見なしていない日本政府、当然無関心な政治家、それに便乗もしくは主導しているメディアによるものでしょうが、国際法上の地位では、あくまでもまだ日本領なのは変わらないことです。サンフランシスコ講和条約やポツダム宣言が密接に関与してきますが、当然のことながらこの考察では千島列島は日本の一部、最北端として扱うこととします。

検索して出てきた、各地域の地震情報を収集しているサイトが2つほどあったので、これまたスクショで。Google mapを用いた視覚的に分かりやすいものと、資料然としたリスト形式のもので、単純に日時を知るなら、後者のほうがいいかもしれません(ただし、検索をかける必要あり)。

多少の日時のばらつきがあるようですが、2サイトのデータを統合すると、熊本地震発生(4月14日)の前後で見るならば、やはり4月6日のM4.1の地震が直前となります。そして、千島列島単体で見たときの10日後、熊本地震起点で2日後の、4月16日から呼応したかのように、現時点で掴んでいる最新の5月3日地震(M5.7)までの回数がすごいことになってます。16日から20日の間に小休止が入るものの、それから20、21、22、24、25、26、28とほぼ毎日立て続けに強い地震が発生しています。これは3月の発生間隔を見ても不自然な感じがします。

事実1と2を踏まえると、東京都23区つまりは日本の中央から火蓋がきって落とされ、今なお北(千島列島)と南(九州あるいは沖縄)がほぼ同時的に恒常的な揺れにさらされていることが分かるかと思います。

事実3 熊本と千島列島は南北で相互に影響を及ぼしあい、テレポーテーションやUターンが続発している?

ここからは、事実1と2を踏まえたうえで、個人的に気になったことに関する指摘となります。表現が適切ではないかもしれませんが、念のため5月3日までのデータで判明している4例を参考として時系列順に挙げておきます。

4月20日 熊本(0029,M3.8)→千島列島(0051,M4.3)→熊本(0056,M3.4)(0216,M4.0

21日 熊本(1847,M4.2)→千島列島(2027,M4.2)→熊本(2156,M3.9)(2159,M3.7)

24日 奄美大島(0603,M4.2)→千島列島(0610,M4.3)→熊本(0635,M3.4)

28日 千島列島(0734,M4.4)→有明海(1530,M4.7

初めてざっと見渡したときに、咄嗟に頭に思い浮かんだワードが、テレポーテーションやUターンでしたが、わかってもらえるかと。

震源としてはおそらく14日以降では初であり、何故か中央だった28日の有明海地震を除けば、他は「日本の南→北→南」という流れで、Uターンしています。また、20、21日は、2時間を基準としてマグニチュードがほぼ同じかピッタリ重なってもいます。ほかの日付にも当てはまりますが、マグニチュードとは、「地震そのものの大きさ(規模)を表すものさし」と定義されているので、いわば地震の莫大なエネルギーがそのまま南北で行き交うというテレポーテーションが発生しているともいえるのではないでしょうか。共振現象ともいえそうですが、何故本州をスルーしているかのような地震が立て続けに発生するかはおおいに謎です。

むすびに

わたしがこれらの一連の考察を通して言いたいことは、途中途中でばらしていますが、擬人的に表現するなら、4月14日から始まって未だ終わりの見えない一連の地震活動は、「訴え」や「叫び」のようにも感じることがあります。南の九州、北の千島列島を起点として、そこであるいはその延長線上で何が起きているか、過去に何があったか、振り返るときたしかに思い当たるものがあります。人それぞれではあるでしょうけど。

震度5強を体験してガクガクブルブル震えが止まらなかった(冷静に動けはしたが、制御できるものではなかった)経験のあるわたしとしても1日でも早くこれらの地震活動がおさまってほしいことには変わりありません。本当に単なる天災で、長い周期で見れば一時的に揺れているだけならば、それに越したことはありません。

どうか、日本国に幸あらんことを。

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