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あなたの一番好きな川は?

ああ川の流れのように

穏やかに この身をまかせていたい🎶

                                「 川の流れのように 」

日本の多くの川の中、あなたには一番好きな川がある?

私は川水がほぼない「目黒川」が一番好き。

東京に住んでいた頃、よく目黒川を通ったりしていた。

桜時期は本当に昼も夜も綺麗だよね。

夜ライトアップの時に、散った桜の花びらが川の水面をゆっくり流れていく姿が銀河のようで、とても美しかった。

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そして、川沿いにいろいろな素敵なお店がある。

以上も好きな理由だが、一番の理由は、

その川に思い出がたくさんあるからだ。

香り

目黒川は独特な良い香がする。(大雨の日以外の日🌚)

毎回嗅いだ時に、同行の友達に聞いていたが、

誰も分かってくれなかったから、

いつの間にかもう共感を期待しなくなった。

でも、それを嬉しく思ってきた!

「私しか分からない目黒川の香り」

この香りがずっと印象に残っていて、今も思い出せる。

そして、思い出すたびに、どんな遠い所にいても、

目黒川に連れて行かれたような感じがする。

香りには魔法があるよね。記憶の図書館みたいな存在だ。

そばにいる

「目黒川」は私の親友とも言える。

寝ぼけて駅に向かっている時

気分が良くて鼻歌をしている時

骨折してしまって松葉杖をついている時

遅刻して走っている時

悔しくて泣いている時
                                         - 姿 -
「目黒川を通ったよ今」

「目黒川沿いのお店にいるよ」

「目黒川で撮った写真を送るね」
                                       - チャット -
大学の入学式の日

初めての出社の日

初めて酔っぱらった日

初めて給料をもらった日

初めて母にご飯を奢った日

初めてフィルムカメラを買った日
                                               - 記念日 -

毎日通っているとしても、通るたびに川を眺めるんだ。
常に立ち留まる。写真を撮る。香りを嗅ぐ。
いつもそばにいてくれる私の親友。


京都に来て嵐山の「大堰川」を好きになった。

翡翠ブルーの「大堰川」が本当に綺麗。

通勤で週に五回ぐらい通っているが、見飽きない。

嵐山と大堰川がいつも違う姿を見せてくれる。

良かったら、こちらの記事をご覧ください。

綺麗な大堰川の写真を載せていたよ。

紅葉ピークの写真はまだだが、赤の紅葉と緑の大堰川は絶対想像したら分かる綺麗なコンビだよね。

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もうすぐ星のや京都専用の屋形舟「翡翠」を貸し切り、朝日に輝く渓谷の紅葉を鑑賞するアクティビティが始まる。鳥のさえずりに耳を澄ませ、季節をかたどった和菓子と抹茶を味わい、錦の絹織物のような景色のなか行う静かな紅葉狩りだよ。

「大堰川の水の色は、なぜ翡翠ブルーに見えるのか」

みなさんはその秘密をご存じかな。

本日、星のや京都の先輩からの一番最新な情報によると、

川の色を決める要素は大きく4点あるだそうだ。
①川表面反射した光(山や木が水面に反射。新緑や桜や紅葉の赤などの影響も複合的に反映)
②川の中に光が入り、水中で物質(動物性・植物性プランクトンや水草など)と衝突し散乱して戻ってくる光
③川のなかに含まれるイオン(銅イオン(コバルトブルー)など、鉄イオン(赤、黒))が発する波長による光
④岩石・砂・泥の色(茶色、白、赤、黄色)から発する光(3とも重なる)​
基本的に不純物がない水中では屈折率の低い、長い波長(黄色~赤色)は散乱せずに水中に吸収される為、人の目に戻ってこない。
したがって、不純物がほとんど含まれない外洋の海の水は、散乱が少なく青い色だけが見える。

一方で海水ほどではないが不純物すくない川では、
ブルーにちかい少し緑色が混じったエメラルドグリーンの散乱光として目に移る。

嵐山の大堰川は比較的平時は不純物が少ない川に値する。
そして、要素としては1~4の影響の中の組合せで翡翠ブルーに見える。
ちなみに、プランクトンや水草や水中の虫含めた不純物の生成が低下する冬場の大堰川の水の色が更にブルーが増やすだそうだ。

   今日もメールを見て勉強になった。

星のや京都のスタッフみんながいろいろなうんちくを共有している。

歳時記のことや、お庭のこと、おすすめなレストラン、巡ってきた綺麗な場所等、「シェアの精神」がまさに川の流れのようだ。

最近川沿いで撮った写真。

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大きい舟のお隣に小さい舟が運航している。然も舟にミニ船頭さんもいる!

そして、休日に川沿いでやっていること。

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恥ずかしい絵だが、とても良い時間になった。



みんなが愛している「鴨川」


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京都に来たばかりの時に、鴨川沿いに座っている人の多さに驚いた。特に夜。

鴨より多かった。

そして、鴨も人を見過ぎて人を真似し始めてくつろいでいる。もう泳がなくなっている。

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以前の記事に「鴨川の鴨は泳ぐことが好きじゃないかも」と書いたと思う。
ちゃんと証拠があるよ。

「鴨川」が本当に面白い。

みんなが川沿いで様々なことをやっている。

私は何もせずにそれを見るだけで面白い一日を送ることができる気がする。

鴨川でこれをやりたいと思って、わざわざ来ている人もきっといると思う。

私はそうだから。

普段あまり読書しないが、鴨川に行く予定があったら、必ず本を持って出かける。

川の魅力が凄いよね。

あなたは鴨川沿いで何をやりたい?

みなさんの川とのストーリーもぜひ聞きたい。



星のや京都 https://bit.ly/3kMqCEP

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