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選手には何も求めない

大好きな選手との2ショットが欲しいとか、サインがほしいとか、あまり思わないのです。
カメラ目線の写真が撮れたらうれしいけど、隣に私がいない方がうれしい。
それよりも、選手の自然ないい表情が撮れた時が一番幸せです。

太田のワイルドナイツグラウンドの練習見学が撮影可能だった、ほんの数か月前のことです。新調したばかりのカメラを手に、グラウンドに向かいました。
この時期、練習見学者の数はとても少なかった。でも、練習が終わったあと、選手にプレゼントを渡したり、サインを求めたり写真を撮ったり、ただお話したりする方々の姿は見られました。
選手のうれしそうな顔も見られます。いいねいいね、と思いながら帰るのです。

過剰なファンサービスを求めるのでない限り、選手と写真を撮ったり、サインをもらったりすることを否定するものではありません。いいなー、と思ってます。

その日も、ド平日のグラウンドには、見学者は私のほかに2組くらいしかいませんでした。
いつものように、山沢拓也選手にレンズを向けようとしたとき。
見慣れた、いるはずのないふたりがグラウンドにいるのをみつけてしまいました…。

SNSのDMではよく話しているのに、私は彼らに顔を見せたことがありません。
私は選手に絶対に話しかけないし、サインも求めないからです。
素知らぬふりで、ファインダーをのぞかずに彼らを撮影し続け、選手との話に耳を澄ませていました。ごめん。

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でも、やっぱり気づかれてました。
「たぶんあの人がそうだよ、って話してた」
あとから言われました。そうやって、少しずつ顔バレしていくのね。
で、彼らは誰だったの?ってそれは言えないんです。ごめんなさい。

話変わって、深谷高校の子たちにはっきり認識された、と思ったのは、佐野で行われた関東大会の時だったと思います。
知らんぷりでカメラを向けている私に向かって、選手たちが笑顔で手を振ってくれたの✨
この代の選手たちが花園に出場した時、寄せ書き風にサインを集めて送ってくれたの、本当にうれしかった。今も大事に飾ってあります。

これからも、いろんなグラウンドに、ラグビーがらみのセミナーや講演会などのイベントに出向きます。でも、選手には基本話しかけないと思います。
人見知りだからっていうのもあるけど、選手に何も求めたくないの。

たぶん、こうなったのは、私のラグビーのルーツが高校ラグビーだから。
高校生にサインちょうだい、ってあんまりならないもんね。

ただ、これからも写真はめちゃ撮るよ。イヤだったら言ってね。

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