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みんな大好き細木康太郎のこと

帝京大学が9連覇から4年、10回目の優勝を成し遂げた2022年1月9日。
赤いジャージで吠えまくるキャプテンの姿がネット界隈を彩りました。

1月25日に発売されたラグビーマガジン3月号でも、帝京の優勝と明治の健闘、そして両キャプテンのインタビューが大きく取り上げられています。

たくさんの大学に手を出して(応援してる選手が多いってことですよ❤️私はチームより選手個人を応援するスタイルなので)いますが、帝京と明治には特につながりのある選手が多くて。

だから、この2022年決勝戦は、私にとって最高のカードでした。

細木康太郎選手
帝京大学のキャプテンとしては異色の彼は、私にとって長く応援している選手のひとりであり、決勝戦のその日まで、やり取りを続けた選手でもあります。

私の知る細木選手について、撮り貯めた写真とともに、少しだけご紹介したいと思います。ここから、愛をこめて「こうたろう」って呼ぶよ。

2017年度花園準々決勝、試合前

1 花園で憧れの選手

写真は2018年1月3日、v京都成章試合前のこうたろうです。
この試合、成章の主将は押川敦治選手。こうたろうが主将の帝京で、副将の一人として、チームをまとめた功労者ですね。


この試合は、成章の先制から前半同点で折り返し、後半に桐蔭が爆発、最後は36‐14で桐蔭が勝利しました。この試合でこうたろうは3Tを決める活躍!
前年の活躍も見ていたし(白ジャージかっこよかったで)、もちろん注目している選手ではあったんですが、この日花園で観戦した1万3800人の内のひとりとして、しみじみ惚れましたね…
しかし、本当に心をやられたのは、テレビ観戦していた準決勝でした。

花園で伝説と化している64フェイズの連続攻撃は、押川選手と同じく帝京副将を務めたFL、上山黎哉選手がキャプテンの大阪桐蔭を相手に展開されたもの。
大阪桐蔭ゴールライン前で黙々とボールを手に体を当て続ける姿にやられてしまったのです。

この時の桐蔭の一列は、山本耕生選手(明治→GR東葛)、原田衛選手(慶應→BL東京)のふたりも含め、大好きな3人です。 

もちろん、押川くんもれーやくんも大好きになりました。
この3人と帝京で会うのが楽しみで仕方ありません。
私は早速、彼らの入学直後、4月15日の練習試合を見に、百草へ向かいました。その時の写真がこちら。

当たられてる選手がちょっと気の毒



2 得難いつながり

Twitterで続けている「みんな大好き細木康太郎シリーズ」を見てくれていたかどうかはわかりませんが、いつからかインスタでリプをくれるようになりました。うれしかったなあ❤

その頃のTwitterがこちら ↓


3 素顔の帝京さん

溺愛Boysのひとり、近藤芽吹選手が帝京の1番、こうたろうが3番をそれぞれ背負うようになると、こうたろうは今までより身近な選手になりました。芽吹くんやその周囲の選手のインスタに、こうたろうも登場するようになったからです。

寮に送った差し入れを一緒に食べる様子を見せてくれたり。
ベンチプレスで190kgを達成した時(あの時も吠えてたなあ)
こうたろうは見た目にそぐわずお酒が弱いのですが、ガチャ(安田司選手。レッドハリケーンズ大阪)との「酒弱い王決定戦」の中継も本当におもしろかったです。
なかなか見られないプライベートの様子も垣間見せてもらいました。芽吹くん、ガチャをはじめ、帝京のみなさん本当にありがと。

芽吹くんの代が引退するとき、帝京さんたちにしていただいたことは本当に身に余るものでした。
こうたろうは、この時のメンバーのひとりでもあります。


二十歳のお誕生日コラです


4 帝京のキャプテンに 

3年生まではケガもあり、思うようにいかないことも多かったと思います😢

芽吹くんの代が引退し、次のキャプテンになるって聞いたのは2021年の1月中旬。「足りないことばかりですが、応援よろしくお願いします!」とDMがありました。

その後、各チームのキャプテンの発表がありましたが、なんと桐蔭さんの多いことか…慶應の原田くん、青学の桑田くん、同志社の田村くん。その中で、やっぱりこうたろうは異色でした。

様々なメディアでも報じられていましたが、彼はこれまでキャプテンタイプではなく、その力は必要とされているけど、なかなか言うことを聞かないタイプ。

詳しくは、彼を長く取材している大友信彦さんの記事に。私が帝京の関係者に聞いた感触は概ねこんな感じ。

ううん、「ちょっと」ヤンチャってレベルではないか。
とてもここでは書けないわ笑

でもね、帝京のキャプテンって、今の日本代表のメンバーで見ても、中村亮土、流大、坂手淳史とずっと優等生タイプじゃないですか。
キラキラした目で遠くを見つめながら、「ラグビーの勝ち負けよりも人間としての成長」を語るのが似合うというか(イジってません!イジってませんよみなさん!)

5 ピーマンとビックカツ

こうたろうの嫌いな食べ物はピーマン。
好きなものは、駄菓子のビッグカツです( ´∀` )

クリスマスだっけ?大量に送ったことがあります。

「これだけは譲れません!」ってお礼がきました笑笑笑

6 決戦の前日

3年生のBKsの選手と、こんなやり取りをしました。

マ「こうたろうを漢にしてやってね」
B「必ずキャプテンを胴上げします!」
マ「重くて大変!」
B「みんなでだから大丈夫です笑」

れーやくんの隣で吠えるこうたろう

決勝戦の前日夕方にこうたろうに送ったメッセージです。
「あとひとつ。相手は明治。なーんにもいうことはありません。
 思う存分暴れておいでね」

明治には、FB雲山くん、CTB児玉樹くん、そしてこうろうの桐蔭同期であるPR山本耕生くんほか、たくさんのつながりがある選手がいます。
正直なところ、半々くらいの熱量で両チームを応援するつもりでいました。



でも、こうたろうの返事が。

4年間のすべてをかけます。
明治にも応援している選手はいると思うけど、帝京の応援をお願いします


いや、熱すぎるよこうたろう。

私風情の応援が何の役に立つっていうんだろう。

決勝戦は、両校が積み上げてきたものをぶつけ合うだけ。

特に4年生は、4年間のすべてを出すことになるでしょう。

でも、私なんぞの応援が欲しいとまで、あなたが言うなら。
帝京を応援しよう。
そんなこと、芽吹くんにも、箸本くんにも京平にも言われたことないよ?

こうたろうの本気がはっきり見えたから、
これは、勝つな、と思いました。

こうたろう、最強でした。

帝京のこれまでのキャプテン像にはない獣性と激しさだけど、すなおでまっすぐな「勝ちたい」という気持ちしか見えません。
その結果がこれです。

だから、みんな大好き細木康太郎なのよ。

まっすぐすぎるこうたろうの言葉は、ストレートに胸に刺さりますね。

勝ちたい、優勝したいって気持ちはどのチームも同じだったはず。
でも、それを一番熱く、なんなら暑苦しく、持ち続けたのがこうたろうだったのかな、と思います。

優勝の夜、みんな遅くまで盛り上がっていたようですが、
お酒が弱いこうたろうは、何を飲んで酔いしれたのでしょう。
午前2時だったか3時だったか、お祝いメッセージへの返信、最後の言葉は

ありがとうございました。
おやすみなさい

でした。


大急ぎで書いたので、写真も足りてませんがアップしてしまおう笑
これを発表するのは、彼の22歳の誕生日って決めてたから。

こうたろうお誕生日おめでとう。
4月からはライバルチーム🦍。
ますますのご活躍、たのしみにしてますね。


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