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箸󠄀本くんのこと

箸󠄀本くんを初めて見た日に恋に落ちたのだった。
もちろんラグビー的な、だけど。
17歳の彼に落ちて、そのまま5年になろうとしています。

2016年1月3日、花園の準々決勝見に行って、2年生だった箸󠄀本くんを見たの。大きくて、速くて強くて、速くて強かった。
たまたまその日、宿泊先が同じで、朝食会場に行くときに見かけたり、エレベータで偶然乗り合わせたり。近くで見ると、ものすごく大きかった。

その年の3月末、熊谷ラグビー場での全国選抜を見に行った。
箸本くんだ箸本くんだ!ってはしゃいでたのは、スカスカの熊谷のスタンドの中でも私だけだったんじゃないかな?
目の前で、私が見たのは、タッチぎりぎりに蹴られたキックオフボールを片手でひょいとキャッチする箸本くんの姿だった。

この年アシックスカップは、東京が会場だった。いつもどおり深谷と、箸本くん見たさにヒガシを追っていた。
Twitterで箸本くんについてフォロワーさんと話していたら、それが本人の目にとまったようで、それきっかけでDMで話すようになったの。
大会中、いっぱい話したなあ…くだらないやり取りの中で、初めて見た日に惚れたよ、って旨はお伝えして。
まさかこの後ここまですごい選手になるとは思わずに。
その後すぐに高校JAPANでまた新木場に行きます、って連絡もくれた。
どうしてラグビーをすることになったのかについてや、ラグビーに対する思いについて聞いたのもこのころだったと思う。

菅平にも応援に行った。箸本くんとのつながりができたこの年から、高校の全大会を追い、菅平にも何度も行くっていうのが生活スタイルのデフォになる。これまでは深谷が出る大会だけを追っていたけど、濃さと広さが全然違った。世界が広がりましたw
【後述;このことを以後BH(before HASHIMOTO)、AH(after HASHIMOTO)と呼ぶことになるのだった】
こうやって箸本くんを追っている間に、地元の東福岡ファンのフォロワーさんたちとつながりができた。これらの観戦の先輩方が地元の高校ラグビーにかける無償の愛に触れ、観戦スタイルや選手とのかかわり方を勉強させていただきました。yokoさんきたにんさん、いつもお世話になっております。

高校ラグビーの集大成。ヒガシは花園でも優勝する。この闘いぶりがまたすごかった。
箸本くんは強いキャプテンシーを見せ、仲間を引っぱり、自身がどこまでも体を張り、点差をひっくり返す逆転劇を二度にわたって展開する。
藤田雄一郎監督も、箸本くんのことは一人前の男として接しているように見えた。

花園の後も、高校JAPANのキャプテンとして、桜のジャージをまとう姿を見せてもらった。この年のアイルランド遠征のメンバーは今でも大好きで、追っている選手ばかりです。

↑高校日本代表のキャプテンあいさつ。協会HPから


U20での活躍も、リアタイで追ったなあ…

↑U20でのWales戦。右から慶應山本くん、箸本くん、早稲田下川くん、流経津嘉山くん

箸󠄀本くんが明治に行くって知ったのは9月ごろだったかな。京平といっしょだ!ってうれしくなったのと同じくらい、オールドスクールのファン層が苦手な私はちょっと気が落ちたけど、それとこれとは別だから。

1年生からレギュラーで、LOだけじゃなくFLもNo.8もこなす。国際規格としては小柄だから、他のポジションを経験しておくのはいいことかもしれないと思う。だって一番の魅力であるダイナミックさに加えて、堅実さ、速さを兼ね備えた箸󠄀本くんが世代の中で群を抜いているのは明らかだったし。
JAPAN候補として現実的だし、トップリーグ関係者はのどから手が出るほど彼が欲しかったはず。

↑2018年8月菅平

↑2019年6月成田ラグビーフェスティバル。どうやって自陣インゴールギリギリから箸本くんが飛び出してきたのかわからない

ワールドカップイヤーの対抗戦でも、大学選手権に入っても、箸本くんは何度も無双の闘いぶりを見せてくれた。そしていつからか何となくではあるけど、試合の前に「次はこうします」って話を短い言葉を交わすようになった。もっと活躍する。MOMとれるようにがんばる。そしてそれは毎回叶えられた。

有言実行ぶりがすごいのだ。

↑2019年12月1日明治激励会

今年1月、サンウルブズのトレーニングスコッドにメンバー入りしたのも、公式さんの1時間前には情報入手していた。箸本くんには「なんで知ってるんですか?」って言われたけどw
すぐに仕事を調整して航空券ホテルその他を手配して別府に飛びました。
溺愛チームに溺愛選手が呼ばれた。こんなご褒美もあるんですね。

↑2020年1月18日別府市実相寺多目的グラウンド
練習の写真は公開しちゃダメとのことでした。ので、練習前準備のです
←言い訳苦しい

これからも箸本くんのこと、一生応援です。
当代一の逸材、彼とのつながりは私にとって大切な大切な宝物です。
もっともっと大きくなって、私が話しかけてもわからないくらいになってほしい。どんどん世界に出て行ってほしいよ。

そうそう。
恋に落ちて5年、スマホの画面でだけしか話してないの。
2ショット写真はもちろんないし、直接話したことが一度もないのです…

私はカメラで好きだよっていう。たぶんこれからも、それはかわらない。

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