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初めての胡弓(クーチョー) その3

2024年8月11日(日)

今日は休日、時間もたっぷりとれるので調弦(ちんだみ)して早速弾いてみるか、と取手がしっかりと付いた(これはこちらに詳しく)アルミケースから胡弓を取り出しました。
そこで気が付いたのですが、胡弓の各弦の音を知らないんです。

実は私の胡弓は5弦なのです。
胡弓は三線と同じく3弦でそもそも3弦の場合はCFC(合四工)
のような気がします。
5弦はそれを上下(左右?)に挟む形であるわけですが、
どんな音にするべきかは全く想像が付きません。

早速ネットで調べてみると、又吉恭平先生の論文に
琉球楽器の改良-又吉真栄による四弦胡弓の開発と普及を例に-
に音域が記載されてあって(P50)、
しかしそこには4弦胡弓の音域は記載されているのですが
5弦胡弓の音域は残念ながら有りませんでした。

結局師匠に教えていただきました。(初めからそうしましょう)
低い方からGCFCG(高い方からでも一緒ですね)であることに加えて、
調弦されたそれぞれの音源も送っていただけました。

さあようやっと調弦ができると、せっせとカラクイ(糸巻の事です)を
巻いていると、たしか女弦(みーじる)の時だったと思いますが 
「ばっちん!」
と音がしてカラクイが急に緩みました。
「あー、弦(ちる)が切れたか~、女弦か?」
と見てみると5弦はすべてが無事についているのですよ。

ん、何が起きたのか?

実はウマ(弦と胴との間に挟む支え、主に竹でできています。
駒ともいうらしいのですが、ここではとりあえずウマと言います。)
があるべき位置に見当たらないのです。
よくよく探すと床に転がっていて、しかしよーく見ると

「ああああああ。3分割になっている!」

はい、見事にウマが割れてしまったのです。
ここで私は絶句するわけです。
予備を持っていません。
(大ピンチの展開は次に続きます)


胡弓一言メモ(初めてのわたしが「へーっ」って思ったこと。)


胡弓は三線より1オクターブ高いのです。
その結果、抑える位置の間隔が三線と比べて結構狭いので
慣れるまで大変だと思っています。
また調弦をしていてもカラクイをかなり繊細に回さないと、
目的の音にはなかなかたどり着きません。
ちなみに太い弦から
「大男弦」「男弦」「中弦」「女弦」「小女弦」
というらしいです。
「大男弦」を「てーうーじる」もしくは「でーうーじる」
「小女弦」を「ぐゎーみーじる」とでも言うのでしょうか。
(今度師匠もしくはお店にお方にお聞きします)

三線店の方が予備の弦を付けていただけました。
各弦付箋紙に名前が書いてあります。
ありがとうございました。

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