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足を止めるを養う

ながら。日常を過ごしてると様々なことを同時で行おうとしてしまう。
気づいたら同時に。二つが重なって、それが3つに4つになって。

ながらは怖い。気づかないうちに「ながらですよー」ということもなく流れるようにやっている。ながらは怖い。

最近読んだ本で一番ぶっ刺さってしまった本がある。
レイチェルカーソンのセンスオブワンダーでこんな一節がある。

「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」

センス・オブ・ワンダー

みんな感じる事を忘れてるくない?思い出そうぜ、感じていこうぜ。って話
実際はもっとしっかり書いてあるし僕の感じた部分なので読んでみてください。

日常で得られる感情や感動がいかに自分を育ててるのかこれを読んで思った。非日常(かなり遠い場所や生活とは遠い経験)に行くことは容易ではない。そこに縋るより、今ある感情や感動をしっかり自分の内側に手繰り寄せる。

そんなシンプルなことが、今までながらしてた自分とは違う世界に連れて行ってくれる感じがして心地いいのだ。そんなことを最近思う。

最近は家の近所の川に白鷺がいた。
あれは多分ながらしてたら見れなかった。
足を止めるを養うと自然と心が豊かになっていくそんな感じがする。


横浜→中野 現在はイベント運営企画,組織マネジメントをしています。