見出し画像

小論文演習/スポーツ・体育系学部(第4回)ドーピング/体育活動中の事故

今回、解説する入試小論文過去問

①「ドーピングについて」(800字以内)

【類題】早稲田大学 スポーツ科学部 2003年


②「学校における体育活動中の事故」(600字程度)

AO入学試験Ⅰ期国士舘大学

本講座で取り上げるキーワード

ドーピング・アンチドーピング・スポーツの理念・スポーツ基本法・組み体操による事故

●はじめに/スポーツ・体育系学部小論文ではスポーツの理念は必須

 今回は「ドーピング」「体育活動中の事故」の2つの問題を取り上げて解説してゆきます。「ドーピング」の定義は有料ページに記しておきました。
 この2つのテーマは一見、関わりの薄いもののように思えますが、実は深いところでつながっています。
 この2つの問題の共通点はともに「あってはならないこと」です。
 学校で子どもが体育の授業で大怪我をした。
 スポーツ大会でドーピングが発覚した。
 これはひとつの事件です。いわゆる「ゆゆしき事態」で、関係者は処分や処罰されます。
 二度とこのような事態が起こらないように対策を立てなければならないでしょう。
 「ドーピング」と「体育活動中の事故」はなぜ問題なのでしょうか?
答えは、両方とも「スポーツの理念」に反するからです。
 理念という言葉が難しければ、理想と言い換え得ても意味は同じです。
スポーツ・体育系大学の入試小論文を受ける際に、必ず「スポーツの理念」を理解し、自分の言葉で語れるようにしてください。今回の小論文演習では、みなさんと一緒に「スポーツの理念」を考えていきたいと思います。

ここから先は

6,826字 / 6画像

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?