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【小論文で「新型コロナウイルス」はどのように出題されるか】リスクコミュニケーションを学ぶ①

大学入試で小論文を必要な受験生に、ぜひ心にとめておいてもらいたい問題があります。

それは「新型コロナウイルス」です。

実際に去年の小論文入試で複数の大学で出題されました。

テーマは単純に「新型コロナウイルス感染拡大に対して、どのように考えるか」といったものが多かったと聞きます。

さすがに、今年(と来年)は、もう少しこなれた聞き方で出題されるでしょう。

その際、リスクコミュニケーションについてはきちんと押さえておかなければなりません。

リスクコミュニケーションとは

「消費者、事業者、行政担当者などの関係者の間で情報や意見をお互いに交換しようというものです。」

以上は厚生労働省ホームページの定義。

特にSFC(慶應義塾大学総合政策学部&環境情報学部)の小論文で、出題が予想される最優先テーマがこのリスクコミュニケーションになります。

ZOOMでSFC小論文対策・予想問題を添削&解説しています。

以下のアメーバリキューをご覧ください。

このリスクコミュニケーションを、「新型コロナウイルス感染拡大に際して、リスクをきちんと伝えること」と捉えて、

「とりあえず、3密を回避すると書けばいいんじゃね」、と簡単に考えてはいけません。

実際、この「3密」という言葉が人々の間に広く伝えられた結果、部屋の密閉空間でなければコロナは感染しない、という誤解が生まれて、キャンプ場や屋外バーベキューでの感染が起こったり、道路上での「外飲み」がさまざまな問題を生んでいます。

「3密」という言葉はわかりやすい反面、単純化されたり、言葉自体がひとり歩きをして、人々の行動に悪影響をもたらした負の面も否定できません。

それでは、「3密を回避する」という言い方以外で、どのようなコミュニケーションを取ればよかったのか?

このような問題を考えるのが、リスクコミュニケーションの基本的な考え方になります。

この「OK小論文」でも、これからリスクコミュニケーションの問題を継続的に考えて、定期的に記事を書いていきたいと思います。

読者のみなさまもご意見がございましたら、コメントやメッセージをいただければ幸いです。

受験生のみなさんは、「新型コロナウイルス感染拡大とリスクコミュニケーション」の実際を勉強するにあたって、参考となる本として『分水嶺』

を紹介します。

買い求めて、ぜひ読んでみてください。





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