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【整理整頓が大事】論点を整理する

(1)論文を書く前に段落構成を最初にメモ書きする


 小論文の答案を作成するときに、いきなり原稿用紙に向かう人はいませんか。

 小論文を書く前に必ず段落構成をメモ書きしましょう。

 そうしないと、書いているうちに行き詰まったり、尻切れトンボで終わったり、ということにつながります。

 基本的には3段落か4段落構成で書きます。

 何を書くかは、単語や簡単な文章で段落ごとに内容をあらかじめ決めて、原因・結果の関係や対比の関係を矢印(→)や二重矢印(⇔)などの記号を使って全体の設計図を書きます。

(2)論点や論拠(理由や根拠)が複数ある場合

 500字以上の文章の場合、複数の論点や論拠(理由や根拠)を挙げて書く方が文章に厚みが出て説得力が増します。

 論点や論拠(理由や根拠)が複数ある場合はマルイチ(①)、マルニ(②)の番号をつけておきます。

 それでは、以下に例を挙げましょう。


【問題】女性の雇用の問題について800字以内で意見を書きなさい。


(問題ではグラフがついていたが、今回は割愛(かつあい)した。))

例:段落構成のメモ書き

第1段落:現状分析と問題提起

① 現状分析

1) 女性の離職(要因;結婚・出産)
2) 女性の再就職―非正規雇用が多い
3) 結果:女性の幹部・管理職の割合が国際的に低い
4) まとめ:女性の社会的進出の遅れ

② 問題提起:
ワークライフバランスを保ちつつ女性が社会で活躍するにはどうすればよいか


第2段落:日本で女性の社会進出が遅れている要因


① 社会的環境の未整備

② 男性の非協力

③ 政治の問題:女性の国会議員や閣僚が少ない


第3段落:結論→第2段落の③の論点を取り上げる
国会から男女共同参画に変えていく→有権者の投票行動が重要


 第1段落の現状分析は知識がないと書けないかと思います。

 問題には初めグラフがついていて、これを読み取ることで、現状分析ができる仕掛けにまっていましたが、今回はグラフを省略しました。

 社会的な問題についての知識は現代社会や政治経済の授業で補ってください。

 新聞やニュースを読んだり見たりすることも知識の習得のために役に立ちます。

 第2段落では、本で女性の社会進出が遅れている要因を書きますが、論点が3つあるときには、「第一に」「第二に」「第三に」という言葉をつけて論点を整理することがポイントです。

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(3)論点が2つある場合


 論点が3つ以上ある場合、上のように「第一に」「第二に」「第三に」と分ける必要があります。


論点が2つある場合には、「前者」「後者」という表現を使いましょう。

<例文>「児童虐待について」
 児童虐待事件を減らしこれを防止するには、虐待者を社会的孤立させないための支援と、虐待事件に対する行政の介入が必要になる。前者については、児童相談所や保健所、保育所や学校など地域の関連機関の連携が必要になる。後者については、深刻な虐待事件に際し児童相談所が積極的に介入し、一時保護を行い、改善されないときには養子縁組を仲介し、子どもの安全の確保に努めることが求められる。


 <例文>では、児童虐待事件の対策として「支援」と「介入」を挙げています。初めに結論を簡潔に述べて、続いて具体的に書くときに「支援」=「前者」、「介入」=「後者」と整理しながら論を書き進めることがコツです。

スクリーンショット (939)

(4)今回のまとめ


①小論文を書く前に必ず段落構成をメモ書きする。

②論点が3つ以上あるときには、


「第一に」「第二に」「第三に」という言葉をつけて整理する。

③論点が2つある場合には、「前者」「後者」という表現を用いる。

受験生のみなさん、小論文に関すること、何でも質問してください。


コメント欄に書いてね。

それでは、がんばってください。

以上、OK小論文塾長、朝田隆(りゅう)でした!

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