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内田舞『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』発売! ソーシャルジャスティスとは?

ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者(脳神経科学者)内田舞さんによる初の単著『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』(文春新書)が発売になりました👏本の内容を、関連コンテンツとともに少しだけご案内します♪

「本の話」ポッドキャスト 「著者に聞く」

コロナ禍に妊婦としてワクチン啓発活動をする中で誹謗中傷を受けた経験から、炎上や社会の分断といった現象の考察を深めた内田さん。どうやったら炎上の波に乗らず、分断を乗り越えることができるのか、その処方箋を専門的な知見をまじえて提示するとともに、ブラックライブズマターやStopAsianHate(アジア人差別撲滅運動)など、変化を希求するアメリカ社会のムーブメントに分断を乗り越えようとする本質を見出し、三人の母として子育てをする母としての希望も語る本書。実にいろいろなことを考えさせられます。
日本では耳なじみのない「ソーシャルジャスティス」という言葉ですが、このタイトルに込められた意味とは? 担当編集者が著者の内田舞さんに本書の読みどころ、タイトルについても深掘りして話を訊いた「本の話」Podcast「著者に聴く」をぜひお聴きください👂📻


感情と向き合うことから始める ソーシャルジャスティス

ワクチン啓発活動を行っていた医師たちによる「こびナビ」チームで、内田舞さんとともに活動をされていた米国内科医の安川康介さんによるインタビュー動画がこちら!
やはりタイトルのソーシャルジャスティスは何か? ということを、本書に出てくる心理学的用語「再評価」の切り口から質問されています。「再評価」とは、内田さんの研究テーマでもありますが、怒りや後悔や嫉妬といった自分のネガティブな感情に気づいた時に、いったん立ち止まって、その感情の中身を「再評価」することで、心のあり方や状況そのものをポジティブな方向へ持っていけるようにするプロセスのこと。日々実践できるこの自分の感情と向き合うことが、「ソーシャルジャスティス」につながると語られています。本書と合わせてこちらの動画も入り口にしてみてください。


チームWADA「内田舞と本物の外科医が社会を診る」

「本物の外科医」の北原大翔さんがホストを務める「チームWADA」でも、『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』について縦横無尽に語られています。表紙に使われている内田さんが妊娠中の写真は、本書の物語の始まりでもあり、内田さんが日本のメディアに登場するきっかけになった1枚でもあります。まだパンデミック初期の頃、妊娠がわかり感染の不安を抱えていたなかで、アメリカの医療従事者としていち早く接種の機会を得、ワクチン接種をした直後の写真を勤務先の病院がアップすると、驚きをもって受け止められ、日本のSNS空間で拡散されたのでした。妊婦ゆえに向けられた誹謗中傷の数々。そのなかに、日本社会の現在、とりわけ女性の生きづらさを見出し、そこからの「ソーシャルジャスティス」が語られます。

『80歳の壁』の著者、和田秀樹さんとの対談イベント開催!

4月28日(金)の18時~19時のスケジュールで、文春新書編集部主催、内田舞さん(小児精神科医)×和田秀樹さん(老年精神科医)の対談イベントを開催します。心と体の変化を受け入れて幸せに生きる極意! ぜひご参加ください。詳細はこちらから☞

とりあえず第一弾として関連情報をお届けしました!またこの記事は別記事へとつながります。チェックしてみてください。


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