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仕事もきょろきょろ(14) 「少々肩の荷が軽くなったようでさらに『如遊』に磨きをかける」

 役員交代があり、 2021年10月1日から株式会社文伸の代表取締役社長から代表取締役会長と役職が変わりました。代表取締役としての責任は変わらないのですが、少しだけ肩の荷が軽くなったような感じがしています。

 そんな時に落語家の柳家小三治師匠の訃報が伝えられました。10月7日に亡くなられたそうですが、私はその2週間前の9月23日に三鷹市公会堂で噺を聞いています。その日は緞帳が上がると、すでにご本人が椅子に座っており、もう正座ができない状態なのかと驚き、さらにまくらで、東京やなぎ句会の話が出たところでも、兄弟弟子で句会の宗匠である入船亭扇橋師匠の名が出ないところにまた一段と歳を感じたのであります。

 その日の噺「錦の袈裟」で笑わせていただきましたが、前を務めた弟子の柳家三三の歯切れのいい噺が良かっただけに、いいお弟子さんを残された印象の方が強く、なんとなく寂しさを感じたのであります。好きな噺家だっただけにとても残念ですが、三鷹の文化財団友の会(MARCL)の抽選で当たった色紙が手元にあるのが救いとなっています。

 「如遊」いいですね、そんな人生にあこがれて少々実践してきたつもりですから、少しだけ肩の荷が軽くなったことを幸いに、さらに如遊に磨きをかけようと思う今日この頃です。

2021/11/2Facebook掲載

このコラムは、(株)文伸が運営する自費出版専門工房「ことこと舎」Facebookページからの転載です。

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