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思い出の味。ベニエ!

ベニエが食べたい。

みなさんは、ベニエをご存知だろうか?
ドーナツの一種で、角型で、ふわふわしてて、とにかく美味しいのだ。

さらにさらに、みなさんは、カフェデュモンドというお店をご存知だろうか?
アメリカのニューオリンズ発祥のチェーン店で、ベニエという角型のドーナツが有名なお店である。

よく訪れていたショッピングモール内に店舗があり、幼少期から食べていた。
粉砂糖がかかった熱々のベニエを、ディップソースにつけて食べる。
ディップソースはクリームチーズがお気に入りだった。さわやかな甘さで美味しい。ベニエにつけて余ったソースをスプーンで掬って食べたりもした。
ベニエ本体はふわふわで、でも、端のカリカリの部分も美味しくて、それも含めて好きだった。

どうして過去形なのかというと、このお店、2018年ごろに日本から撤退してしまったのだ。
もう、あのベニエを味わうためには、渡米するしかないのだろうか。


カフェデュモンドに拘らなくても、「ベニエ」が食べられればいいのではないか?
そう思ってベニエを食べられるお店を検索する。
薄々わかっていたが、都会にしかない。
しかも、写真を見る感じ求めているものと違ったり、カフェタイムのみの提供などハードルが高かったり、わざわざベニエのためだけに出かけるには、不安要素も大きい。

もう一つ。
私が求めているベニエに欠かせないのが、あの、クリームチーズのディップソースである。
しかし、こちらに関しては、攻略済だ。
クリームチーズになんとなく砂糖を入れて、気合と愛を込めて、滑らかになるまで練る。
そうしたらそれっぽくなることを私は突き止めているのだ。

だから、やっぱり、あとは、ベニエ本体を手に入れることが問題なのだ。


いい感じのお店がないなら、作るしかない。

私のようにカフェデュモンドに魅せられた者は結構存在しているようで、カフェデュモンド風ベニエのレシピを公開してくれているありがたい方々がいる。

しかし、難しいのだ。
作り方がわかっても、その通りに作れるとは限らない。

生地を醗酵させるみたいなそういう過程がある。温度やなんやかんやによって条件が変わってきそうだし、ちょっと抵抗がある。できる気がしない。
生地の配合とか扱い方にも、きっとなんかいろんな工夫と気遣いが必要なんだろう。しんどい。

検索していると、カフェデュモンドが販売しているホットケーキミックス的な、ベニエミックスが販売されているのをしった。
本場からの輸入になるので、値段が高いような気がすることや入手までの期間がかかることは仕方がない。そこは全然良い。

ただ結局厳しいのだ。
ドーナツという時点で、揚げるという行程が必至である。私のようなめんどくさがり人間に揚げものをやれというのが厳しいのだ。

私にできるのは
レンチンして温める、
100歩譲ってオーブンで温めるまでだ。

そんな感じで食べられるように、冷凍ベニエを輸出してくれ。
というか、そもそも、また日本に出店してくれ。

でもそれは無理そうなので、誰か私にベニエを作ってください。

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