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ダメイド7 第10話「恋に殉する少女」メモ

s01.サティンパレス球形エネルギー炉。氷漬けになったナナ

そこに立っていたのはダメイド84号ハチョウだった。
フリズ「え?ハチョウじゃないか?落ち着いてよ。君は僕たちの友達だろ?」
ツイン「ハ、ハチョウ!この人、前から何か気にいらなかったんですよ。こんな事が許されるわけがないですよ!フリズ姉さま裏切り者には罰を受けてもらいましょう」
ハチョウはナナの前に立つ、下をむいているがその姿に隙はない。

ハチョウ「裏切り?私は元々お前たちの仲間でもなんでもない。もちろんサティン様には敬意を払っているが、それはサティン様がはてなしの姫の大事なお方だからだ。」
氷漬けになったナナが薄れていく意識の中で思う
ナナ(はてなしの姫…知らない…知らないけど何かとてつもない存在と感じる…なんだこの感覚)

ツイン「姉様やってしまいましょう。ハチョウはあまりに危険です」
フリズ「自信ないけどツインがそう言うならやってみようか?」
ハチョウ「姫の命(めい)と言えば良いか?まだナナを破壊するなと言われている。それにこのやり方は少々卑劣が過ぎないか?」
ツインとフリズが叫ぶ。
ツイン&フリズ「魔転!」
両手を頭上でクロスさせて魔転するツインとフリズ。2人の目が黒くなっていく。
ハチョウ「ハハハ仕方がないか」…

ツイン&フリズ「起動…あ…」
片手を前に突き出すハチョウ、あわてて防御姿勢に転じるツインとフリズ
ハチョウ「起動…青の波動」

巨大なうねりでフリズとツインの四肢が吹き飛んでいく
フリズ「くっこれは勝てないな…強すぎるよハチョウ。だけど僕はツインだけは護る」
ツイン「ねえ様…」
フリズ「起動!6体の氷の人形による加護」
氷で出来た人形が6体も現れる。
ハチョウ「私の初撃を耐えるとは、さすがサティン様の3親衛というわけか」
フリズ「いえいえ、ほんの時間稼ぎですよ」
ハチョウ「申し訳ないがあまりゆっくりもしてられない。私はそろそろ退散する事にする。おっと」
ハチョウの目が恐ろしく光、ナナの氷を溶かす。
ハチョウ「機能障害は残るでしょうが、瀕死の親衛隊を倒すくらいは充分でしょう。」
ナナ、氷が溶けて着地する
ナナ「ハチョウ…ありがとう」
ハチョウ「ナナ…礼はいいよ。私は味方でもないんでね。近いうち貴方を抹殺しなくてはならないかもしれないよ」

ハチョウ、シュンと消える。

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