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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.7/13-15

2024.7/13

今朝は過ごしやすかった。
どれくらいかと言うと、犬がベロを口先にたらさないほど涼しかった。
今日は車いす生活の予定だったが、父が体調悪いというので、ベッドでお過ごしいただく。
特変なし。

[ぶんろく 7/13]

2024.7/14

雨で始まる一日。各地で災害が発生している。
アメリカの大統領候補トランプ氏が銃撃される?
日本であればどこのテレビ局も異性に特番状態だが、速報のみ。
日本のメディアの取材能力故なのか? 大統領候補とはいえ、個人情報、さらには捜査情報の漏洩の固さ故なのか。

ケアマネ、訪看からの助言。無視するつもりはないが、それで、母に関わるすべての人びとのQOLが向上するのか? を考えないと。今日明日はその愚考に費やす。
 自宅に大きなホワイトボード(もちろん黒板でも可)が欲しい! その前をうろうろしながら、ぶつぶつ言いながら、考えたい。

愚考中の昼前、自宅前に救急車到来停止、「おいおい! 聞いてないよー」と思ったが、お向かいのお宅だった。
 付き合いはないが、医療経営をされている一族なので、自分のところの病院へ? と思ったが、症状にあわないのか、なかなか出発せず。1時間以上停車していた。どうかご無事で。介護現場もそうだが、医療も大丈夫か?

従妹から「叔母宅へ行くのでビデオ通話に挑戦したい」との連絡。折よく、先日デバイスを設定してくれた娘氏が来たので、あれこれ設定追加・調整してもらい、無事に会話できました。目の前にデバイスを置いても母は明後日の方向を見ていましたが(笑)。ともかく、今の母の姿を母の妹に見せることができてよかった。ありがとう、従妹さん!

デバイスから家族へ電話を掛けられるように、呼びかけ方を書いたボードを設置。緊急時には手のふさがった医療介護職が叫べばつながる。

娘氏はデバイス経由でエアコンとか照明のオンオフもできるよ言うが、欲しいのは、電動ベッドの調節だな。父はフラットにしているつもりで、微妙に頭が上がっていたり、足が上がっていたりするし、ベッド高も下げきっていないことが多いので。遠隔でできたら楽。

母に特変なし。
[ぶんろく 7/14]

2024.7/15

月曜の訪看は、祭日のため明日に変更となっているので、朝のオム交シフトイン。
水曜日以来の車いす移乗。
先週ニトリで買ってきたビーズクッション。テディベアの下半身だけみたいなやつで、座椅子代わりにするようなものだが、それを天地返し、足の部分を両脇に差し込んでつかう。本人が放り投げないようにテーブルで「拘束」すると、多少は効果がある? 
うまくいくようなら足の部分にベルトをつけて背後で結び、本人に抱えてもらおうかと。

母の生活再建? のための愚考。長期・中期・短期目標、それぞれ課題・解決方向・解決手段、本人以外に派生する問題とその解決策、ついでに希望するサービスシフトまで考えた
が、はて?
これによって、皆が幸せになるのか?

看護師に摘便させるのも心苦しい。本人も嫌だろう。
じゃあ、ヘルパーによるトイレ誘導を導入してもその時に排泄できるとは限らない。となると、ヘルパーの翌日に看護師をいれる体制が必要? 現状、火曜・土日以外は何らかのサービスが入っており、そこに何かを加えるという方向ではなく、一回チャラにして組み直す必要がある。はっきり言って、考えるのが面倒くさい。

私は朝のオム交、就寝前のベッドチェックがあるため、飲み会にも参加できない状況に変わりはない。
 車いすをよりラグジュアリーなものに変更して座位時間を確保すれば、体の傾きが是正されるというが、なんか順序に違和感が。それに、簡単に筋力が回復することなどあり得ないので……。

目標にせよ、課題にせよ、一歩間違うと、介護が目的化してしまい、延命医療ならぬ、延命介護になりはしないか? という思いが芽生え始めた。
たとえば、体の傾きについては、気になると言った私がいけないので、父の食事介助が時間以外は、本人が辛くなければ、放っておくのも手かと。

何かを加えるではなく、なにを残すか。
その辺から考えたほうが良いのかも。
あ、めんどくさ。

休日出勤していたケアマネとメールで少々バトルモードのやり取り。
車いす車いすとせっついていた(助言との認識。返事が必要とはケアマネのメールでは読み取れず)のは訪看とのこと。返事が必要だったようで、今日の私の返事で「今は導入見送り」と返事すると。
ちょっとなにいってるかわかんない、状態の私。

昼過ぎにベッドに移乗しに行くと、すでにビーズクッションは外れ、自分の腕を自分の体で車いすの腕の間に挟んでいる。当然、痛い。文句言っているけど、挟んでいるの自分だから┐(´д`)┌ヤレヤレ

夜、一つ発見があった。
 じつは朝の車いすへの移乗後、シーツ交換のついでにベッドのマットレスを裏返した。いままでは硬軟の軟面を利用していたが、硬面にした(ベッド時間が多くなったので、福祉用具の人が来た時にひっくり返したのだ)。
 ここのところ母を観察していて、ふと気が付いた。母の筋力は低下している。だが、介助に抵抗する力はかなり強い。けっして“ぐだぐだ”のからだではない。
 やわらかいところに体を置くと、体は不安定になる。通常であれば、無意識にバランスを取り調整する。
 しかし、脳の指示系統がてんでばらばらの今、柔らかい面ではバランス修正が難しいのではないかと。
 そういえば、右手でベッド柵を握っていることが増えていた。これは、本人の中では左に沈むからだを修正する行動だったのかも(気づくの遅すぎ! バカ息子)。
 夕食前に見に行ったらすでに父がベッドをギャッジアップしており、姿勢も崩れていなかったのでそのままにしていた。2時間後、就寝前に行ったときも姿勢がほとんど崩れていなかったのだ。
 さらに数日観察しないと判明しないが、私の想像が当たっていれば、車いすも座面に置いてある柔らかい衝撃吸収座面をもう少し固く、臀部大腿部をホールドするものに取り換えれば、ひょっとして?

介護は消耗戦・敗戦処理みたいなことも確かに多いが、創意工夫、創造性の現場でもある、なんちゃって。

でもこの発見で、ケアマネとのメールバトルから引きずっていたもやもやはチャラになった。

[ぶんろく 7/15]

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