生きるのがめんどくさい

「生きるのがめんどくさい人」というタイトルの新書を読んだ。
完全にタイトルにつられているけれど、この本の存在を知った時に、この本には自分のことが書かれているに違いないと直感的に思い、購入した。

結果的に、やはり自分のことが書かれていた。
なんなら、最近は本を読むことすらめんどくさい時の方が多いから、大した分量でもないのに読み終わるまで1週間以上かかった。
(めんどくさかったな。読み切るのが。)

「生きるのがめんどくさい人」というのは、要するに、回避性パーソナリティ障害のことをポップに言った表現だ。
本を読んで、あ、これは自分のことだと思ったが、特に医者からそんな診断を受けているわけではない。
自己診断というか、まぁ多分そうなんでしょうね、という感覚論である。

(医者から診断を受けているのは、今のところ「うつ病」のみである。それだって、最初は「中程度の抑うつ状態」という診断名だった。「病気」と「状態」の差なんて本当はないし、そもそも「中程度」なんて、さじ加減じゃんとも思ってる。)

墮落して、何もしない生活に憬れているのに、堕落することによりシャカイ的にめんどくさい立場(たとえば、「無職」になるとか)に陥るほうが、だるい。というか、だったら、シャカイジンのツラ被って、生きていく方がラクと思っていた。
自分の人生から目を背けているというか、そういうのから逃げている状態だった。

最近は、そういうシャカイジン的な生き方をすることに、いい加減、限界を感じていて、正直疲れちゃっているけれど。

自分の人生を生きることから逃げつつも、シャカイジンとして、「ちゃんとする」ことも、とっくに逃げたいと思ってる。
逃げたいなら逃げりゃいいのに、逃げることがまためんどくさくなってる。

何やってもめんどくさい。だるい。

旅に出たい。めんどくさい。
寝たい。めんどくさい。

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