共働きよ、時間を買え

我が家は総合職同士の共働き家庭なので、平日は家事と子育てで手一杯である。そんな限界ギリギリの我が家が日常を切り抜けるための生活の知恵が「時間を買う」ということである。

文字どおりに時間を売り買い出来るわけではないので、サービスや商品を買って時間を捻出していくわけであるが、先日Xにポストしたところ一部反響もあったので、noteで少し細かく書いていきたい。限界ギリギリの共働き家庭の方の参考になれば幸いである。

時間を買うための具体的な方法としては、大きく以下の2点である。1つは家電を揃えて家事を効率化する、もう1つは家事代行サービスを利用する、である。

まず、家電を揃えて家事を効率化する、であるが、ルンバ(ロボット掃除機)、食洗機、ドラム式洗濯乾燥機(ガス式乾燥機が導入できればなお可)を揃えて、それぞれに合わせて動線を効率化することである。

例えば、ルンバを導入しても、部屋が散らかっていたり、家具がルンバの進行方向を遮ってしまえば、最大限のパフォーマンスは発揮出来ない。なので、視点としては、家電のパフォーマンスをどのように最大化させていくか、ということが必要になる。

まずルンバに関しては、家具は必ずルンバの進行を妨げないような高さのある家具に買い替える。掃除を妨げるような家具は邪魔なだけである。床に物を置いてしまう習慣があれば、そのような習慣があれば改めるか、そもそも床に置くようなものは捨ててしまうというのも一考である。この過程で、部屋をシンプルにして
床掃除に関してはルンバだけで対応出来るように模様替えする。

食洗機については、ミーレなどの上位の機種が導入できれば良いが、難しい場合にはそもそも使用する食器を食洗機で収まるようなものに入れ替えてしまう。形の特殊なものは日常で利用する必要はなく、シンプルかつ標準化された形状、サイズのものを取り入れて、食洗機に収まるように工夫する。

食卓からの動線も重要である。もし家庭がオープンキッチンになっていれば、キッチンに隣り合う形でダイニングテーブルを配置すべきである。食後、ノータイムでキッチンシンクに移動させ、食洗機に突っ込むことが可能である。

そうなっていない場合には、食洗機、キッチンシンク、ダイニングテーブルの動線は極力短くすべきであり、そうなっていない場合には配置を見直す必要がある。

ドラム式洗濯乾燥機に関しては、重要な部分は乾燥機である。寝ている間に洗って、朝には乾燥した状態になっていて欲しい。この点、ガス式乾燥機は、ほぼ確実に強力に乾燥させてくれ、しわにもなりにくいので、これが導入できる場合には積極的に導入したい。

ドラム式洗濯乾燥機を導入したからといって、満足してはいけない。シワになりにくいもの、乾きにくいものは、シワになりにくい素材、乾きやすい素材に入れ替える。アイロンがけしないと切れない服は捨ててしまうか、子供が寝た後、その服を着る人間がアイロンがけすれば良い。

ノンアイロンシャツは着心地が悪い?その気持ちはよくわかるが、着始めてしまうと自然となれるし、アイロンがけの方が面倒になってくるので早くノンアイロンシャツを買うのだ。

このほか、料理に関してホットクックを導入するというのもあるが、後述の家事代行サービスで補足したい。

これら家電を導入し、運用方法を見直すだけで、かなりの時間を捻出出来るはずである。初期投資はかかるが、一度導入してしまえばランニングコストはかからないので、金銭的に余裕がない人の第一歩としてオススメしたい。

次のステップとして家事代行サービスを利用する。家事代行サービスとして優先したいのは、料理の代行サービス(出張シェフ、作り置きサービスなど)である。料理には少なからず時間がかかるため、趣味でもない限りは時間はかけたくない。

料理の代行サービスはプロ又はセミプロが1週間分のおかずを作ってくれるため、日々の食事に準備をかける時間は大幅に短縮してくれる。オイシック◯のようなミールキットなど時短アイテムもあるが、価格、質を考えると、料理代行サービスを利用する方が良い。

出張シェフの場合、素人と比較した場合、料理のクオリティも高く、同じ時間で作れる品数も多い。素人が数時間かけてもプロを超えられない料理しか作られないのであれば、料理はプロに任せて子供との時間を大切にすべきである。

料理の代行サービスは価格も月5万前後である。しかしながら、無駄なく食材を消費できることに加えて、外食回数も減るので、実質的には2〜3万程度の負担感には落ち着く(経験則)。

仮に料理代行の品数でも足りない場合にも、ホットクックの時短料理で一品追加する等すれば、無理なく毎日の食事を準備できる。人によってはホットクックの優先度が高いこともあるだろうが、ホットクック単体では料理代行サービスを代替出来ないため、あくまでサブウェポン的な扱いとなる(ただし、料理代行サービスを継続できない場合にはワンショットで先に買う、というのは十分あり)。

料理代行以外の家事代行は、優先度が落ちる。平日に必ずする必要がないため、時間に余裕がある休日にやることも可能である。家計に余裕があれば、水回りの掃除代行などを頼めば良いだろう。

以上、限界共働きのための時間を買う方法であった。まずは家電を揃えて、家計に余裕があれば、家事代行に進んでみてはどうだろうか。もし、このほかの時短方法などあればぜひシェアして欲しい。

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