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【映画】「システム・クラッシャー」感想・レビュー・解説
本作は、衝動を抑えきれず大暴れしてしまう9歳の少女ベニーを描く物語である。しかしまず僕は、映画で描かれている国(たぶんドイツ)の福祉制度に驚かされてしまった。
ベニーは、基本的に保護施設で暮らしている。「たらい回しにされている」という表現の方が正しいが、その辺りは後で触れよう。ベニーのことは、社会福祉課のバファネが担当している。
ではそもそも、ベニーは何故保護施設にいるのだろうか?
日本の場
【映画】「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」感想・レビュー・解説
ホントに、イカれた話だった。これが実話だっていうんだから、やっぱり僕の「宗教嫌い」はあながち間違ってないなぁ、と思う。
以前、大学時代の友人と、こんなような話をしたことがある。キリスト教だってイスラム教だって、元々はユダヤ教から分離した「新興宗教」だった。確かに今は「世界宗教」みたいになっているし、「キリスト教とかイスラム教とかは、宗教としてちゃんとしてる」みたいな扱われ方になってる。でも、結局
【映画】「死刑台のメロディ 4K リマスター・英語版」感想・レビュー・解説
さて、4Kリマスター版で劇場公開されていた本作を観ようと考えた理由はただ1つ。エンリオ・モリコーネである。
エンリオ・モリコーネのことは、割と最近知った。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』というドキュメンタリー映画を観たのだ。エンリオ・モリコーネが世間的にどれぐらい有名な人なのか僕にはよく分からないが、少なくとも僕は、このドキュメンタリー映画を観るまで彼のことは知らなかった。
エンリオ・モリコ
【映画】「マンティコア 怪物」感想・レビュー・解説
いや、これは何とも重苦しい物語だった。「ある要素」さえ描かれなければ、「よくある恋愛物語」にしか思えないような展開なのだが、「ある要素」が含まれることによって、城がじわじわと崩壊していくような感覚に陥る。いや、それも違うか。正直、その「ある要素」がどう物語に関係してくるのか、終盤になるまで正直理解できていなかったため、「ぼんやりとした不安感」みたいなものにずっと支配され続ける作品と言えばいいだろう
もっとみる【映画】「No.10」感想・レビュー・解説
いやーーーー、凄かった!まさかこんな話とは。物語の中盤ぐらいでいきなり「およよ!」みたいな展開になるのが凄まじい。しかも、そんな「およよ!」的な展開なのに、それまでの物語とトーンもさほど変わらないのも驚きだったなぁ。
普通、こんな物語成立しないと思うのだが、本作はどうにも成立しているように僕は見えた。不思議だ。無茶苦茶な物語なのに。
さて、感想を書くのに公式HPを開いたら、冒頭に「みんなネタバ
【映画】「日日芸術」感想・レビュー・解説
(東京にお住みの方、新宿K’s cinemaでの上映は4/26(金)までなので、興味がある方はお早めに)
いやー、面白かった!まったく想像もしていなかった作品でビックリしたけど、とにかく良い映画だった。しかし、まさかドキュメンタリー映画だとはなぁ。驚いた。
いや、そういうことは時々ある。フィクションだと思っていたけどドキュメンタリーだったとか、ドキュメンタリーだと思ってたけどフィクションだった
【映画】「フォロウィング」感想・レビュー・解説
いやー、凄かったなぁ。びっくりした。なにせ、物語の途中まで「ストーリーがまったく分からなかった」からだ。
この「分からなかった」というのは、ミステリ的な意味での「分からない」ではない。
ミステリの場合、「謎は提示されたが、解決が分からない」ということがほとんどだろう。つまり、「この謎は、いかにして解き明かされるのか」という点が「分からない」というわけだ。
しかし本作『フォロウィング』の場合は