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中路沙那女

私の所有するアサルトリリィ=カスタムリリィの設定です。
アサルトリリィの公式世界設定を元に勝手な妄想を繰り広げた「二次創作」なのでその点をご了承ください。
バリバリにオリジナルなスキルもあります。
なんらか公式設定に反する部分は私に文責があり、判明次第なるべく修正などするつもりではありますがあくまで二次創作に過ぎない事を明記しておきます。

”絶運の女王蜂”中路沙那女

中路 沙那女(あたる さだめ)
年 齢:17歳(2年生)
誕生日:10月30日(蠍座)
血液型:B型
所 属:(どこかそれなりのガーデン)→桐加賀隊(フリーランス)
ポジション:AZ/TZ/BZ
桐加賀隊での役割:スーパーサブ。ジョーカー。自由人。

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女王降臨

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近距離での剣格闘も、中距離での射撃戦も華麗にして流麗。
戦術への理解も深く、かつ、戦場での判断も速い。

総合的に極めて高い能力を有し、レアスキルの発現に至れば、有力レギオンに所属してエースの座すら狙えると思われた、中路沙那女。

その彼女が、”女王サマ”として半ば敬され半ば冷笑され、そして周囲が離れていったのは、後述する独特なるレアスキルの発現がきっかけか。
あるいは、その頃から目立ち始めた奇矯な言動によるものか。
それはもう、定かではない。

自分は女王、世界はすべて自分の世界、世の人々はすべて臣下。
そう言い放っては、レギオンにも入らず、シュッツエンゲルに類する様な関係も持たず。人が離れるのを追わず。かといって遠ざけるでもなく。
苦戦しているリリィのところに現れては助け、礼を受ける間もなく去ってしまう。何故そんなことを? 問われての答えが

「わたくしの臣下を助けるのに、理由がいるのかしら?」

もちろん、助けられた生徒たち自身は臣下とやらになった自覚はない。
曰く、

「この世の人々は全て、わたくしの臣下。あるいは、将来の、臣下。
 遅かれ早かれ、すべてわたくしの臣下であることに変わりはないわ?」

そう言い放ち、自分からは何らかの集団に属そうとはしない。
かといって、自分から集まりを作ろうとも、しない。
極めて高い能力を持ちながらも孤高を保つ姿は、上級生、あるいは教導官たちからも惜しまれていた。

そんなある日。
彼女の噂を聞きつけ、黒髪に伊達メガネの刀使いが挑戦に現れる。
-桐加賀琉子。
一昼夜に渡る決闘が、その後の沙那女のさだめを変えた。


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レアスキル:メガヘヴィハードラック

他に発見報告のない特殊スキル。
自分の行動結果を尽く向上させる代わりに、効果範囲内の全ての他者の行動を尽く阻害する。
つまり、周囲の他人の運を吸い取り自身の幸運に変える(様に見える)、凶運のレアスキル。
敵の攻撃は勝手に何故か外れ、自分の攻撃は何故か急所に命中すると言う、一見無敵の能力だが…スキル発動時、「他者」は敵味方を問わないため、味方も悪運に巻き込まれてしまい被害に遭う。

折しも彼女がこの特異なスキルに目覚めたのは、彼女がレギオンに誘われ、テストで出撃をしていた、その真っ最中であった。

不思議な高揚感と全能感に満たされながら、目の前の敵がひれ伏すように倒れていく。その興奮は、周囲の悲鳴であっという間に醒めていく
数分も経たぬうちに、戦場で立っていたのは、彼女だけ、だった。

ーかくして。

天才的な戦闘技量を持ち、レアスキル発動中はほぼ無敵。
しかしその効果故、横に並んで戦いたい者はいない。

ここに孤高の女王、中路沙那女が誕生する。

のちに忍は、この能力は沙那女の無意識が選択的に働く、強力なサイコキネシスの一種ではないか、と仮説を立てているが定かではない。


サブスキル:千里眼、whole order
沙那女のスキル構成は、直接、筋力や瞬発力など身体能力を向上させるものではない。
が、千里眼とwhole orderにより周囲の物体の立体位置と運動ベクトルを把握。必要な場所に必要な攻撃を必要な威力で与えることで、最大の効果を引き出している。
これを特に考えもせず「なんとなく」で実行してしまうのが彼女の天才たるところである。

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「わたくしは無敵。世界が終わる、その時まで」

そう、思っていた。
自分にとっての世界は、自分が死ねば終わる。
逆に言えば、自分に意識があって、マギが尽きてスキルが途切れるその瞬間まで、この世界に敵はいない。

…だが、その「世界」には、敵どころか味方も、存在できない。

ーそう、理解していた。その、はずだった。
しかしある事件に巻き込まれ、妹たちを逃がすため、一人でギガント級の前に残った彼女の横に立ったのが、桐加賀琉子だった。

沙那女のレアスキルにより、彼女を狙うヒュージの攻撃は、すべて勝手に逸れて琉子に命中する。…だのに、琉子は立ち続けた。

「お前に死なれると、佳那が泣く。それが嫌だ」

そう、言って。
敵の攻撃をすべてブ厚い防御結界で弾きながら、歪んだフレームの向こうにギラつく瞳を血走らせて。

「だから、さっさと倒すンだよ!こいつを!!」

吠えながら刀型のCHARMを振り上げる琉子を、何か奇妙な生き物を見るように。人ではない、もっと凄い何か、を見るように。

思わず沙那女は、苦笑していた。

「…仕方ないわ、臣下がそう願うのなら、叶えましょう!」


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女王を名乗りながら、メイドの格好もバニーの格好も嬉々としてこなす。
「メイド界の女王としても君臨してみせましょう」
とのこと。


交友関係

世界すべての人々
「すべての人はわたくしの臣下ですわ。
 遅かれ早かれ、ね。
 え?先ほども聞いた?
 喜びなさい。大事なことは2度聞いてもいいものよ」

桐加賀琉子
孤独に戦う、以外の戦い方を結果的に教えてくれた臣下。
その功績に報い、彼女の隊に在籍することにした。
「いずれ、私の所属するレギオンとして世に名が轟くようになるでしょう」

中路佳那
血の繋がった実の妹にして、歯に衣着せぬ直言をする臣下。
たとえ妹とて王としては特別扱いするは統帥の道に背くが、実に可愛らしい。
「そう、こちらを睨みつけながら『アンタなんか知らない!』とそっぽを向く態度。あれは特に可愛いわ」

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もし彼女が、それこそお台場女学校の様な、デュエルを重視するガーデンに通っていたなら。特異なレアスキルも含めて、その天才を遺憾なく発揮できる居場所を見つけられたかも、しれない。

いかなる運命のいたずらか、桐加賀隊という「吹き溜まり」に吹寄せられた沙那女。果たして彼女は、ここをその王国とするのか、それとも。







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