2020.02.01

昼からテルミン教室。稽古の前に先生と世間話し。いわゆるコロナウイルスが怖いですが、先生も私も花粉症のため、マスクが手に入りにくくなっているのが辛いところ。すでに花粉は飛んでいます。

SARSの騒ぎの時もいつか収拾したように、基礎疾患があるとかがなければ、手洗い、うがいをして栄養をとり、睡眠をしっかりとっていれば仮にかかったとしてもお医者さんのいうことを聞いて、しっかり休めば回復も早いと思っています。とにかく冷静に見守るしかありませんねー、とか話してたらもう半分時間がすぎてました。

練習曲はさらっと先生の手直しが入って、一応完成。レパートリーとして寝かせに入ります。テルミン諸々相談。チャレンジしてみたいことがあり、次期からそのための土台作りに入ります。教わったことを忘れぬうちに、移動してスタジオで練習。

稽古から帰って、ずーっとやりたかったクッキー作りをする。クッキーなんてたぶん30年以上ぶりくらいに作る。小学生の頃は暇さえあればクッキー作りしてたけど、思うように上手くいかなくて、焦がすか生焼けのクッキーばかり作っていた。しかも、台所は後片付けが苦手で粉だらけにして、しょっ中母に叱られた。

シンプルで何も入っていないクッキーがいい。プレーンとココアの2色。材料は、薄力粉とバターと砂糖と玉子だけ。形はコップのフチを使えばいい。

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ちょいと焦がしたが、ほらー、ステラおばさんみたいなクッキーできたじゃん!ちゃんと作り方通りにやってないでしょう?って今の私から、当時の私に言ってあげたい。

さて、夕飯はピェンロー鍋。冬のうちに一度はやってみたかった。舞台美術家の妹尾河童さんが、暮しの手帖の料理の本でこの鍋の作り方を教えてくださっていてから、気になる中国の鍋料理。

できるだけ妹尾さんの作り方通りにやってみる。前の日から干し椎茸をもどす。昆布も使ってみた。白菜半分は、硬い白い部分を細切り、葉の部分はざっくりめに切っておく。春雨は茹でてもどす。だしをとった干し椎茸はスライスしておく。

だしを煮出して先に白菜の白いところを鍋に入れる。その間に豚バラととりももを切っておく。ごま油をお玉半分くらい回し入れる。白菜に火が通ったら、干し椎茸、春雨、肉を入れて白菜の葉の部分を入れる、というか乗せる。こんなに盛って大丈夫?って状態になる。

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これで20分くらい火を通すと、白菜がくたくたに、スープは黄金色に!さらにごま油をお玉半分追加してさらに10分煮る。

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味付けは?本来は鍋で調味しません。これがピェンロー鍋の賛否両論分かれる理由だと思うのですが、妹尾さんの作り方通りでは、とりわけの器にあらかじめ塩(できれば岩塩)と刻んだ唐辛子を直に入れておいて、スープを入れてそこで調味しながら食べるとなっています。春雨が水分を吸ってしまうのでスープは取りすぎないこと!だそうで、食べる時にちょっとしたルールがあるんですね。

そこは少しだけ改変させていただきました。唐辛子は今回は使わず味付けは塩のみ。それも慎重に味見をしながら鍋で調味しました。食べてみて、妹尾さんが器に塩を入れて食べることにこだわる理由がわかりました。

鍋で調味すると、おいしいけど、味が短調になってしまいます。スープの量で味の変化を楽しむためでもあるんですね。ごま油が入ってますから、なかなか冷めないし、唐辛子を入れればかなり温まります。今回の私の味付けなら、新潟のかんずりという辛い調味料が合いそうです。次の日はおじやにしても美味しそう。

この鍋は風邪にも効きそう。また作る機会があったら、今度は作り方に忠実に作ろうと思います。

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