朝4時台にジョギングする文化

諸事情により、だいぶ早朝から外出しています。
本を忘れてきてしまったので、何か気になっていることを言葉化しておこう。

いま文化人類学の概論的なものをちょこちょこ読む中で、ザ・文化人類学というか、いまの自分の住む世界=ある程度都市的なライフスタイルから遠く離れた世界のことを対象にしたテキストは、あまり惹かれない自分を感じている。そういうのはもはや考古学に近い印象で、それはそれで面白いし楽しめるのだが、ちょっと自分と距離を感じてしまう。内的なモチベーションが出てこないっていうか。エチオピアの呪術とか、スペインの御守りとか、あくまでエンターテイメントとして受け止めちゃうんよね。(ただ、なぜかポリネシアの儀式とか島系は別!好き!)

やっぱりある程度、自分の世界との接続が見えるテーマに心躍るよね。企業や組織の文化とか。これまで読んだ話でいえば、「実績はすごいのに患者からの評判が悪い病院の研究」とか、「軍隊の高い離職率を改善するための研究」みたいな、そういう「ロジカルに考えるとイマイチ良い解決策が見つからない問題を、文化人類学の視点と手法で考える」みたいなのが知りたい。

文化=人間が編み出した暮らしの営みの比較がしたいというよりは、裏側のロジックが知りたいってことかも。そういう意味では、さっきクルマを運転してるときに朝4時台にもかかわらず、ガチなスタイルでジョギングしている人に数名すれ違ったのだけど、ああいう人たちの文化はなんなんだろうか。早すぎない? どういう暮らしをしているのだろう。

おわりだよ。

次回予告:テンヤワンヤでまた本は読めなさそうなので、こういうエッセイ的な感じで!


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